1000馬力超のフラット6は3.6から4Lへ拡大 ギュンターワークスF-26(1) 見惚れるほどのカーボンボディ 26台限定で約2.5億円から

公開 : 2026.09.05 17:45

993用ユニットをベースに4.0Lツインターボ化

最大のハイライトは、空冷フラットシックスだろう。エンジンブロック自体は、オリジナルのカレラ2やカレラ4へ載っていた、993用の3.6Lユニットがベース。英国のロススポーツ・レーシング社の手で、排気量が4.0Lへ拡大されている。

シリンダー1本毎に2バルブの構成へ変わりはないが、巨大なギャレット社製ターボが2基組まれる。リアバンパーの奥で、その勇姿をチラッと拝める。エンジン上部にはファンが水平にマウントされ、吸気は美しいカーボン製インテークへ送り込まれる。

ギュンターワークスF-26(993型ポルシェ911ベース)
ギュンターワークスF-26(993型ポルシェ911ベース)

レブリミットは、通常は8000rpm。今回は7400rpmに制限されていたが、サウンドは豪快そのもの。この仕様のままだと、多くのサーキットで騒音規制に引っかかるはず。グッドウッドのノイズ計も、それを示していた。

見惚れるように美しいボディと同水準のインテリア

インテリアは、見惚れるように美しいボディと同水準で仕上げられる。スイッチ類の一部は993型譲りだが、不思議と調和して見えた。一般的なレストモッド・モデルより、機械的で機能的な雰囲気が醸し出され、非常に印象が良い。

バケットシートのパッドなどは、上質なレザー張り。アルカンターラも用いられ、フロアマットも備わる。だが、ダッシュボードやドアパネルなどはカーボン製なことを隠さず、軽さが意識されたことは明らかだ。

ギュンターワークスF-26(993型ポルシェ911ベース)
ギュンターワークスF-26(993型ポルシェ911ベース)

シフトリンケージはむき出しで、レーシーなキャビンへ見事に馴染む。小銭や飴玉を落とさないよう、気を配る必要はあるが。リアシートはなく、ロールケージが組まれる。

バケットシートは背もたれが置き気味で、サイドサポートが高い。腰掛けると、F-26の本気度の高さを実感する。それでも、オーディオはアップル・カープレイに対応する。

気になる走りの印象とスペックは、ギュンターワークスF-26(2)にて。

記事に関わった人々

  • 執筆

    マット・プライヤー

    Matt Prior

    役職:編集委員
    新型車を世界で最初に試乗するジャーナリストの1人。AUTOCARの主要な特集記事のライターであり、YouTubeチャンネルのメインパーソナリティでもある。1997年よりクルマに関する執筆や講演活動を行っており、自動車専門メディアの編集者を経て2005年にAUTOCARに移籍。あらゆる時代のクルマやエンジニアリングに関心を持ち、レーシングライセンスと、故障したクラシックカーやバイクをいくつか所有している。これまで運転した中で最高のクルマは、2009年式のフォード・フィエスタ・ゼテックS。
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

ギュンターワークスF-26の前後関係

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