2026年欧州版 最も注目すべきSUV 10選(前編) イチオシはレンジローバー・スポーツ 業界をリードする魅力的なクルマたち

公開 : 2026.09.13 11:45

2. BMW iX3 – 最高のドライバー向け高級電動SUV

デザイン:10点 インテリア:8点 パフォーマンス:9点 乗り心地&ハンドリング:9点 コスト:10点
長所:EV技術の飛躍的な進化 運転の楽しさが際立つ SUVの基準から見て、すっきりとしたスリムな外観
短所:デジタル志向のキャビンレイアウトが複雑で、運転に集中できなくなる可能性もある 引き締まった乗り味が、ややぎこちなく感じられることもある エネルギー消費効率の点では依然としてテスラが優位

航続距離800kmというカタログ数値に感銘を受け、AUTOCARのロードテスターはBMW iX3の試乗を心待ちにしていた。

2. BMW iX3 - 最高のドライバー向け高級電動SUV
2. BMW iX3 – 最高のドライバー向け高級電動SUV

確かに、このクルマは1回の充電で数百km走行できるが、単に長距離を走れるだけのSUVにとどまらず、広々とした室内空間、最新のデジタル装備の数々、そしてBMWの長年の特徴であるスポーティな走りも兼ね備えていることが分かった。

「iX3の108.7kWhバッテリーは、高速道路走行で480kmを優に超える航続距離を実現し、その後はクラストップの400kWで充電が可能だ」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

BMW初の「ノイエ・クラッセ」モデルであるiX3は、数々の新技術と機能を備えたプレミアムなインテリアのおかげで、間違いなく魅力的な電動SUVの1つとなっている。

物理ボタンは少ないものの、BMWの新しいタッチスクリーン式インフォテインメント・システムは合理的に構成されており、使い勝手が良い。後部座席は大人でも十分な広さがあり、520Lの広々としたトランクとフロントトランクも備わっている。

iX3の魅力をさらに高めているのが、俊敏な後輪駆動のシャシーバランスと、安定感あるハンドリングだ。場所によっては乗り心地が硬く感じられることもあるが、大きな穴や段差も難なく乗り越える。

3. ダチア・ダスター – 最高の低価格SUV

デザイン:8点 インテリア:8点 パフォーマンス:8点 乗り心地&ハンドリング:8点 コスト:9点
長所:価格の割に広々とした室内空間 パワートレインの選択肢が豊富 安いLPGで走行可能なバイフューエル仕様もある
短所:大型SUVのような洗練さに欠ける 所々で安っぽさを感じる どのエンジンも特に運転の楽しさを感じさせない

ルーマニアのダチアが展開しているコンパクトSUV、ダスターは現在3代目となり、今日の英国で販売されているSUVの中でも最高クラスの1台だ。

3. ダチア・ダスター - 最高の低価格SUV
3. ダチア・ダスター – 最高の低価格SUV

現行世代は新しいプラットフォームを採用し、先代モデルよりもはるかにモダンで力強い外観を特徴としている。

「わたしのお気に入りの仕様は『エクスプレッション』グレードのマイルドハイブリッドだ。シートヒーターを除けば、必要な装備はすべて揃っているからだ」
――イリヤ・バプラート(ロードテスター)

ダスターは最近、中型SUVのビッグスターと共通のエンジンラインナップへと切り替えた。ハイブリッドモデルは最高出力が10psほど強化されて158psとなり、1.2Lマイルドハイブリッドガソリンも同様に130psに強化された。しかし、パワートレインに関わらず、ダスターはシンプルで使いやすく、経済的だ。

価格は2万2000ポンド(約460万円)弱からで、コンパクトSUVクラスにおけるコストパフォーマンスの王者だ。以前ほど手頃ではないが、それでも多くの競合車よりはかなり安い。

広々とした4人乗りキャビン、十分な容量のトランク、良好な走行性能と巡航性能を備え、エントリーモデルであっても装備仕様はかなり充実している。

記事に関わった人々

  • 執筆

    サム・フィリップス

    Sam Phillips

    役職:常勤ライター
    AUTOCARに加わる以前は、クルマからボート、さらにはトラックまで、EVのあらゆる側面をカバーする姉妹誌で働いていた。現在はAUTOCARのライターとして、トップ10ランキングや定番コンテンツの更新、試乗記や中古車レビューの執筆を担当している。最新の電動モビリティ、クラシックカー、モータースポーツなど、守備範囲は広い。これまで運転した中で最高のクルマは、1990年式のローバー・ミニ・クーパーRSP。何よりも音が最高。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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