日産『キックス』欧州市場へ初投入 人気クロスオーバー車、英国サンダーランド工場で生産決定 障壁は政府のEV規制

公開 : 2026.09.18 17:05

転機を迎えたサンダーランド工場

英国および英国自動車製造販売者協会(SMMT)は、中国系自動車メーカーに対する障壁を設けることに消極的だった。中国メーカーの市場シェアは、チェリー(奇瑞汽車)グループ、MG、BYDの堅調な成長に支えられ、8月には20%を突破した。

こうした中国メーカーの台頭は、コスト面で太刀打ちするのが難しい日産のような量販ブランドに打撃を与えている。

日産キックス
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日産は、EUが産業加速法案(Industrial Accelerator Act)の一環として英国を欧州の一部として認めることを必要としているが、メッシーナ氏は関税の不一致が障害になるのではないかと懸念している。

「英国での競争力は、フランスと同等であるべきだと考えています。もしこの2つの市場で歪みが生じれば、どこで何を生産し、どの市場向けに供給するかという問題が生じるのは明らかです」

日産はまた、中国の巨大企業チェリーと、サンダーランドでの自動車生産に関する協議を進めている。これにより、今年で創業40周年を迎え、これまでに1200万台以上を生産してきたサンダーランドで、最大6車種が生産される可能性がある。生産ライン閉鎖のニュースもあった同工場にとって、これは歓迎すべき展開だろう。

ジョナサン・レイノルズ英国ビジネス・貿易大臣は声明で、「この新型モデルをサンダーランドで生産するという決定は、英国の生産技術と自動車産業の将来に対する大きな信頼の表れです」と述べた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ニック・ギブス

    Nick Gibbs

    英国編集部ビジネス担当記者
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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