ボルボの人気SUV『XC60』と『XC90』が大幅改良でデザイン刷新 市販PHEVで屈指の航続距離に グーグルAI『ジェミニ』も導入
公開 : 2026.09.17 12:05
ボルボは『XC60』と『XC90』のマイナーチェンジを実施しました。PHEVのパワートレインを強化し、XC60では電気での航続距離200kmを実現。内外装のデザインと車載システムも刷新されています。
プラグインハイブリッドに注力
ボルボは、中型SUV『XC60』および大型SUV『XC90』のマイナーチェンジを欧州と米国で発表した。新しいプラグインハイブリッド(PHEV)パワートレインを導入して使い勝手の向上を図ったほか、エクステリアデザインも一新した。
スウェーデンのボルボは完全電動化路線から転換し、今後数年間のEV計画を縮小して、新世代のハイブリッド車に注力している。その一環として、人気の高いXC60とXC90に大幅改良を施した。

改良型に搭載されるPHEVパワートレインは、引き続き2.0L直列4気筒ガソリンエンジンを中心としているが、バッテリー容量を19kWhから41.2kWhに拡大するとともに、より高出力の電気モーターを採用した。
近年、欧州ではPHEVの販売が伸びている。2025年の英国におけるPHEV販売台数は22万5143台で、2024年比35%増となり、市場シェアは過去最高の11%を記録した。2026年8月の販売台数は2025年同期比で39.8%増加し、市場全体の14.5%を占めた。
大容量バッテリーで電気航続距離200km
改良型XC60には2つのPHEVモデルが用意されている。1つは合計出力180psを発生する『T6』で、電気のみでの航続距離は200km(従来は約80km)とされている。もう1つは合計出力250psの『T8』で、電気のみで188kmの走行が可能とされる。
ボルボはXC60の電気航続距離を「同クラス最高」と謳っている。実際、ライバルとなるBMW X3 30eの電気航続距離は90km、アウディQ5 TFSIeは100km、メルセデス・ベンツGLC PHEVは130kmにとどまる。市販PHEVの中でも屈指の性能だ。

大容量のバッテリーを採用しているにもかかわらず、トランク容量に妥協はないとされている。
一方、フラッグシップモデルのXC90には、合計出力250psを発生する『T8』が用意される。電気のみでの航続距離は、従来モデルの60kmに対し160kmと大幅に向上した。
ボルボによると、新型バッテリーは16Aの家庭用充電器を使用した場合、0~100%までの充電に4時間を要するという。従来モデルは3時間だった。
PHEVモデルに加え、XC90とXC60の両車には、最高出力250psのマイルドハイブリッド付きガソリンエンジン搭載モデル『B5』も設定される。














































