約51万円で『ホンダ・シビック・タイプR』を購入した英国在住オーナー 「歴代最もコスパに優れる」FN2型 普段はシトロエン売り

公開 : 2026.11.02 17:05

丹念に磨いたレッドのボディ

「運転するのが本当に楽しいんです」と彼は言う。「特に、クロスレシオのギアを操るのが大好きです。それに、オーナーズクラブの活動も活発で、英国の各地でミーティングが開かれていますよ」

マイケルさんが取り付けたHKSのインテークキット(エンジン音は良くなったが、性能にはほとんど変化がないという)と、控えめな窓フィルムを除けば、ほぼ純正の状態だ。

ホンダ・シビック・タイプR(今回の取材対象とは別の車両)
ホンダ・シビック・タイプR(今回の取材対象とは別の車両)

鮮やかなレッドの塗装も素晴らしい状態だが、購入当初からそうだったわけではない。

「手に入れた時はピンクだったんです! 赤いクルマは英国の気候に弱くて、色褪せしやすい。この状態にするには、何度も磨き上げましたよ」

これには筆者も感心した。筆者自身もかつて赤いヴォグゾール・コルサを所有していたが、恐ろしいことに、ほぼ一夜にして淡いピンク色に変わってしまったのだ。マイケルさんのクルマとは違い、いくら磨いても元の色には戻らなかった。

これまでのところ、マイケルさんのタイプRはトラブル知らずで、オイルやフィルターといった通常の消耗品以外の交換は必要ないようだ。

「少なくとも不具合が出始めるまでは、乗り続けますよ。いや、よく考えてみたら、まだ調子が良いうちに売ってしまった方がいいかもしれませんね。最近のクラシックカーの価格動向を考えれば、購入時よりも高く売れるかもしれませんから」

一度自動車販売員になれば、いつまでも自動車を売り続けることになるのかもしれない。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジョン・エバンス

    John Evans

    役職:特派員
    フリーランスのジャーナリストで、AUTOCAR英国編集部の元スタッフ。姉妹誌『What Car?』誌の副編集長や『Practical Caravan誌』の編集長なども歴任した。元自動車ディーラーの営業マンという経験を活かし、新車・中古車市場や消費者問題について幅広く取り扱っている。近年は、これらのニュースや特集記事に加え、アイスクリーム・ワゴンのDIY方法から放置車両の探索まで、さまざまな記事を寄稿している。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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