スバル・フォレスター2.0XTアイサイト

公開 : 2015.10.19 23:50  更新 : 2017.05.29 18:41

  • ステアリング操作連動ヘッドランプと、前方車両を検知し照射範囲を変化するハイビームを搭載。

搭載されるエンジンは、2ℓ自然吸気のFB20型をメインに、トップグレードの2.0XTアイサイトだけが2ℓターボのFA20型を搭載する。この2基のエンジンは単なるターボの有無ではなく、ボア×ストロークも異なるまったく別設計のユニット。

自然吸気のFB20型は84.0×90.0mmのプロフィールを持ち、排気量は1995cc。いっぽうのFA20型はより高回転仕様といえる86.0×86.0mmのボア×ストロークで、排気量は1998ccとなる。直噴ターボ”DIT”を組み合わせ、最高出力は280psを発揮するスポーツユニットだ。なお駆動方式は全車AWDとなる。

■どんな感じ?

6モデルがラインナップされる新型フォレスターのなかで、今回ステアリングを握ったのは唯一のターボ・エンジン搭載車となる2.0XTアイサイト。前後バンパー左右に設けられたダクトに代表される各部のデザインがスポーティモデルであることを強調し、組み合わされるホイールも切削仕様の18インチとなる。

運転席に乗り込みエンジンをスタートさせると、自然吸気エンジンとは明らかに異なる排気音が響く。ターボ・エンジンを搭載する2.0XTアイサイトのみが左右2本出しのマフラーを採用するが、しかしかつての水平対向ターボのように「ドルドルドル…」という独特な鼓動感は薄れており、このあたりはクルマ好きにとっては物足りないと思える部分かもしれない。

やや起こされた角度のスロットルペダルに右足を乗せ、チカラを込めるとフォレスターはスルスルと走り出す。最高出力280ps/5700rpmというスペックもさることながら、2000-5600rpmという幅広い回転域で35.7kg-mという最大トルクを発揮する特性によるところが大きい。

なお2.0XTアイサイトの車両重量は1610kgで、2.0ℓモデルの2.0i-Lアイサイトが1510kgなのに対し、ちょうど100kg重い。両者の違いはエンジンとトランスミッションそしてブレーキまわりといったところだが、動きだしや中間加速などにおいては2.0XTアイサイトのほうがはっきりと動きに軽さを感じる。

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