フォード・フォーカスRS (助手席インプレッション)

公開 : 2015.10.30 23:40  更新 : 2017.05.29 18:53

どうしてこのクルマを思い出したのかといえば、現行のフォーカスRSはコスワースの技術が注がれたシリンダーヘッドやガスケットを用い、シリンダー・ライナーや新式のインダクション/エグゾースト・システム、さらには完全なる新設計のツイン-スクロール・ターボチャージャーや大型ラジエターが組み合わせているからだ。

今のところ、0-100km/hタイムは4.7秒となっているが、デュアルクラッチATの改良により(30kgほど重量が嵩むが)まだまだ短縮できるという。

19インチの鍛造ホイールとミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2を合わせれば、さらなる短縮も狙えるのだそうだ。

車体後部は標準のフォーカスと異なるC1プラットフォームに切り替わっている。数年前にボルボ用に設計されたものだが、4WD化によって必要となったボディ剛性をクリアするために採用が決まり、3方向がホワイトボディと直結されている。

これに伴い、ボディ・ストラクチャーも強固なものとなっている。トランク内の内張りをめくれば、シート・メタルのあいだに太いスチール素材が挟み込まれ、これがリア・サスペンションまでつづいていることがわかるだろう。おかげでねじれ剛性は基準車の200%をマークしたのだという。

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