4WDのフォルクスワーゲン・ゴルフRやメルセデスA45 AMGならば、後輪にまったく負荷がかからない状態で何とか可能な動作が、フォーカスRSでは可能。

挙動のイメージも他ライバルと比べると掴みやすそうだ。

あくまでコ・ドライバーの笑顔と助手席からの挙動でしか今は判断できないが、少なくともアクセル操作しだいでパワースライドに持ち込める4WDであること。さらにほんのわずかなステア操作でいかようにも向きが変えられることがわかった。

後輪駆動顔負けの、敬意を払うべきクルマなのだ。

ふと思い出したのは1990年代の先祖にあたるエスコートRSコスワースの存在である。

同じく4WDのこのクルマはフォード・パフォーマンス・エンジニアリング・チームが開発を請け負ったモデルである。