ホイールは軽量のものに変わっており、1本あたり2.5kgのダイエットに寄与。

6速ギアボックスが標準となり(Sは5速が標準、6速がオプション)、ブレーキも強化済み。さらに4点式ハーネスつきのコンポジット・シートを組み合わせている。価格は£39,995(744万円)。

パフォーマンス?

ゼノスはミド・エンジンならではのトラクションを利して0-97km/hタイムをアンダー3秒にすることを約束した。最高速度は249km/hにのぼる。

■どんな感じ?

ブランティングソープの11月のおだやかな秋。きっと心地のいいドライブになるだろうと思いながら走らせた瞬間に、まだ残っていた路面の水の雨が顔にかかった。風も冷たかった。

そう、ウインド・スクリーンさえこのクルマにはついていないのだ。(余談ではあるが多くのユーザーは商談時にスクリーンをオーダーし、納車数日後に、その多くが要らないと判断して外すのだそうだ。)

しかしKTM X-Bowよりはるかにいい。頭は常に風に晒されているが、巻き込みは少なく、コックピットは落ち着いている。

もちろんヘルメットの装着はおすすめするが。