メルセデス・ベンツC220dクーペAMGライン

公開 : 2016.01.08 23:50  更新 : 2017.05.13 12:50

高速域ではドア・ミラーあたりから少しだけ風切り音が巻きあがるのに加え、キメの粗い路面だとタイヤからノイズが聞こえてくるが、これはBMWも同様。ある程度、受けいれる必要がある。

あたらしい、オプションの9速ギアボックスはパドルを弾けばサクリと変速してしまう。オート・モードでは、ともすれば気づかないほどなめらかにシフト・アップしていく優れものである。

110km/hを超えたあたり、トップ・ギア時の回転数はわずか1350rpm。お世辞ぬきに落ち着いている。

ただし速い加速を試みる場合、2.2ℓのツイン・ターボ・ディーゼルはまずまず盛大な音をあげる。この点に関しては、よりパワフルで落ち着いたC250の方を好む。セダンよりもクーペの方が、その意味は増す。

内装の見た目はとてもよい。同クラスの他のどのクルマよりも興味深い仕上がりである。ただ、いざ指先で各所をいじってみると、たとえば丸いエアコンの吹きだし口など表層的なルックスだけを追いすぎている感もある。

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