エクステリアはボディだけでなくルーフやミラー、グリルバーのカラー、ホイールのサイズやデザイン、デカール、インテリアではシート生地やダッシュボードの装飾を自由にチョイス可能だ。もちろん、そのほとんどが有償ではあるのだが。

一方、メカニズムは他グレードと同様だ。試乗車は1.0ℓ直3ターボと6速MTを搭載するが、1.2ℓと1.4ℓの直4自然吸気も選択できる。

■どんな感じ?

アダムのキャラクターには、直3ターボが完璧にマッチしていると思う。2000rpm程度で走っている分には、単調に感じるかもしれない。しかし、そこからスロットル・ペダルを踏みつけると、ピックアップは素早く、難なく100km/hオーバーに到達するのだ。

エンジンに鞭打てば、低く響く振動にそそられる。ただしサウンドは控えめで、低回転域で見せるスムーズさと洗練性を失わない。

印象的なのは、アイドリング・ストップからの再始動時に、ステアリング・ホイールに伝わる不快な震えがほぼ感じられないことだ。燃費性能や税制面の優位性でも、ライバルに差を付けている。