アルピーヌ、実物大の彫刻で新型『A110』のデザインお披露目 躍動感ある低車高のシルエット 10月に歴代初のEVとして公開へ

公開 : 2026.09.29 07:25

アルピーヌは新型『A110』のデザインを実物大の彫刻という形で先行公開しました。歴代初のEVとなりますが、ミドシップ車のようなデザイン要素を継承しています。超音速旅客機コンコルドから着想を得たとのことです。

EVとなる次世代モデルのデザインは?

アルピーヌは、2027年のデビューに先立ち、次世代モデルの『A110』のデザインを実物大の彫刻という形で公開した。「芸術的なビジョン」と位置付けている。

同ブランドのフラッグシップスポーツカーとなる3代目A110は、歴代初のEVであり、先進的なプラットフォーム『アルピーヌ・パフォーマンス・プラットフォーム(APP)』を採用する。

新型A110の彫刻(右)とテスト車両
新型A110の彫刻(右)とテスト車両    アルピーヌ

このプラットフォームの主要要素についてはすでに明らかにされており、新型A110のテスト車両も英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで公開されたが、その際は先代モデル(2代目)のボディを流用していた。

今回の彫刻は10月のパリ・モーターショーで一般公開される予定で、姿を隠すためによく使われるベールを連想させるデザインとなっている。しかし、その滑らかで空力性能を追求したフォルムからは、デザインに関する明確な手がかりも読み取れる。

超音速旅客機コンコルドから着想

アルピーヌの象徴であるV字型のフロントマスクを継承しつつ、六角形のヘッドライトと、側面により彫刻的なボディワークを採用することが期待される。

アルピーヌのデザイン責任者、アントニー・ヴィラン氏はこの彫刻について、新型A110が自然や風、そして英仏共同開発された超音速旅客機コンコルドからインスピレーションを得たことを示唆していると述べた。

新型A110の彫刻
新型A110の彫刻    アルピーヌ

ヴィラン氏は、「第3世代のA110には、よりドラマチックな要素を求めていました。そこで、コンコルドが超音速に達する瞬間の姿をモチーフに、ボディサイドにそのエコーシェイプを表現しました」と語っている。

この彫刻は新型A110を実物大で再現したもので、先代モデルと実質的に同じ車高になることを強調している。APPは、床にバッテリーを配置するスケートボード式とは異なり、車両の前後両方にバッテリーを分散配置できる構造で、これにより車高を低く抑えることが可能となっている。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

関連テーマ

おすすめ記事

 

Google検索で『AUTOCAR JAPAN』の記事を見つけやすくする方法