新型限定車『スポルト・スペチアーレ』発売を記念 アルファ・ロメオが追求する『感性』の世界を体感するイベント開催

公開 : 2026.09.29 17:25

9月24日、東京・渋谷で、アルファ・ロメオの新型限定車の発売を記念したイベント『アルファ・ロメオ ウナ・ノッテ・スペチアーレ』が開催されました。映画や音楽などの文化を通じてブランドの価値観を表現しました。

アルファ・ロメオが培ってきた世界観を表現

9月24日、渋谷のトランク(ホテル)キャットストリートにて、ブランドイベント『アルファ・ロメオ ウナ・ノッテ・スペチアーレ』が開催された。

新型限定車『ジュニア・スポルト・スペチアーレ』、『トナーレ・スポルト・スペチアーレ』の発表を記念した今回のイベントは、新型車の紹介にとどまらず、映画、音楽、食といったイタリアの文化を通じて、アルファ・ロメオが培ってきた世界観が表現されていた。

新たに登場した限定車『ジュニア・スポルト・スペチアーレ』。
新たに登場した限定車『ジュニア・スポルト・スペチアーレ』。    アルファ・ロメオ

イベントの核となったのは、『アンチ・コモディティ』という考え方。AIやアルゴリズムによって、効率や『失敗のない正解』が求められる現代社会において、クルマを単なる移動手段として捉えるのではなく、人間の五感や感性に訴えかける存在として追求するといった姿勢が見受けられた。

俳優・フィルムメイカーの斎藤工さん登場

その価値観を象徴するものとして紹介されたのが、映画とアルファ・ロメオの関係。今回のイベントのメインコンテンツとして、俳優・フィルムメイカーである斎藤工さんを迎えてのトークセッションが行われた。

トークセッションでは、劇中でキャラクティリスティックに描かれてきたアルファ・ロメオの名車たちを軸に、イタリア文化が持つ独特の美意識や、映画におけるクルマの存在について語られた。

イタリア映画とアルファ・ロメオについて語る俳優・フィルムメイカーの斎藤工さん。
イタリア映画とアルファ・ロメオについて語る俳優・フィルムメイカーの斎藤工さん。    アルファ・ロメオ

スパイダー・デュエットが大々的に登場する1967年公開の『卒業』に始まり、幻のモデルであるティーポ33ストラダーレが登場し、人間の感情や欲望を象徴する存在として描かれる『さらば恋の日』。さらには、通称段付きと呼ばれるGT1300ジュニアが登場する『女性上位時代』など、アルファ・ロメオの美しいスタイリングやサウンド、そこから生まれる雰囲気が映画の世界にも強い印象を与えている例が紹介された。

日常を彩る2台の限定車

今回発表された『ジュニア・スポルト・スペチアーレ』、『トナーレ・スポルト・スペチアーレ』の2台も、アルファ・ロメオらしい価値観を受け継いだ限定車として紹介された。

アルカンターラをふんだんに用いたインテリアや専用ディテール、復刻された伝説のモデル『33ストラダーレ』の面影を感じさせるデザインのホイールなど、イタリアならではのクラフトマンシップを細部にまで取り入れている。

会場内には、比較的若年のインフルエンサーやアルファ・ロメオのオーナーが多く集まっていた。
会場内には、比較的若年のインフルエンサーやアルファ・ロメオのオーナーが多く集まっていた。    アルファ・ロメオ

クルマの性能や実用性が当たり前のように数値で比較される現在においても、駐車場に佇む姿や、街中で偶然アルファ・ロメオを見つけたとき、周囲の景色まで鮮やかに感じられるような世界観は、数値化することが難しい。

今回のイベント、『ウナ・ノッテ・スペチアーレ(英訳:ア・スペシャル・ナイト)』は、まさにそうした『感性』によって生まれる価値を、クルマ単体ではなく映画、音楽、食、デザインというイタリア文化全体を通して改めて認識させられる特別な夜となった。効率や合理性だけでは捉えきれない感覚的な魅力を持つことこそ、時代を越えてアルファ・ロメオが人を惹きつけてきた理由のひとつなのである。

記事に関わった人々

  • 執筆

    小河昭太

    Shota Ogo

    2002年横浜生まれ。都内の文系大学に通う現役大学生。幼いころから筋金入りのクルマ好きで、初の愛車は自らレストアしたアウトビアンキA112アバルトとアルファロメオ2000GTV。廃部になった自動車部を復活させようと絶賛奮闘中。自動車ライターを志していたところAUTOCAR編集部との出会いがあり、現在に至る。instagram:@h_r_boy_

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