マツダCX-5とワイナリーをめぐ……らなかった旅@八ヶ岳
公開 : 2017.07.20 17:40 更新 : 2017.07.20 18:00
つかれない それどころか「もっと走っていたい」
翌日の帰路は、2.5ℓガソリンエンジンのCX-5 25S Lパッケージで「素直に」横浜を目指した。

MRCC(マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール)で安楽走行を楽しみながら、ガソリン・モデルのCX-5におけるメリットをあれこれ勘案してみたのだが、結局のところ「低速走行時にエンジンが静かなこと」以外のメリットは見つからなかった。

1.6トンほどの車重が相手ではガソリンは割と頻繁にキックダウンしてエンジンが唸るし、ディーゼルに対し燃費で2割、燃料代で2割ほど割高という公式も相変わらず。

ガソリンはディーゼルよりエンジンの単体重量が軽いのだが、ディーゼルのどっしりと腰が据わった走りの前ではそれもメリットになっていなかった。
帰路における最大の発見はシートだった。長距離をこなすと、自然とお尻が前にずれたり、腰が痛くなってわざとずらしたりということが当たり前のようにあるのだが、CX-5のシートはピタッと1ポジションで何時間でもドライブすることができた。

硬すぎず柔らかすぎず、存在感がない。もちろん良い意味で。
行きはスポーツカーライクな走りとクロカン張りの走破性でわれわれを魅了し、帰路は優秀なクルーズコントロールと安楽シートがもてなしてくれたわけである。
走ったコースは独自でも、結果的な印象がマツダ広報部の筋書き通り、もしくは思うツボというのはしてやられた感が強い。

けれど今回の旅で新型CX-5の全方位的な性能の高さを誰よりも体感した(はずの)われわれが言うのだから間違いない。CX-5は買いの1台だ。
マツダCX-5 25S
| 価格 | 3,267,000円 | 
| 全長×全幅×全高 | 4545×1840×1690mm | 
| ホイールベース | 2700mm | 
| 乾燥重量 | 1610kg | 
| エンジン | 直列4気筒2488cc直噴ターボガソリン | 
| 最高出力 | 184ps/6000rpm | 
| 最大トルク | 25.0kg-m/4000rpm | 
| ギアボックス | 6速オートマティック | 
| サスペンション | マクファーソンストラット / マルチリンク | 
| ブレーキ | ベンチレーテッド・ディスク / ディスク | 
| タイヤ | 225/55R19 | 
| 燃費(JC08モード) | 14.6km/ℓ | 
マツダCX-5 XD
| 価格 | 3,304,800円 | 
| 全長×全幅×全高 | 4545×1840×1690mm | 
| ホイールベース | 2700mm | 
| 乾燥重量 | 1680kg | 
| エンジン | 直列4気筒2188cc直噴ターボディーゼル | 
| 最高出力 | 175ps/4500rpm | 
| 最大トルク | 42.8kg-m/2000rpm | 
| ギアボックス | 6速オートマティック | 
| サスペンション | マクファーソンストラット / マルチリンク | 
| ブレーキ | ベンチレーテッド・ディスク / ディスク | 
| タイヤ | 225/55R19 | 
| 燃費(JC08モード) | 17.2km/ℓ | 
