メルセデス・ベンツE250

■どんなクルマ?

最大のフェイスリフトとメルセデスがいう新しいEクラスは、クアッド・ヘッドランプが廃止されるなど、外観上の大きな変化を見せた。

フロント・グリルは、コンサバティブなものとスポーツ・タイプの2つが用意されるが、英国ではほとんどのユーザーが選ぶであろうことからスポーツ・グリルのみが提供される。

新しいターボ・チャージャー付きの4気筒エンジンが用意されたのもニュースのひとつだ。181bhpのE200と、208bhpのE250がそれである。残りのエンジンについては、以前のEクラスから引き続き使用される。

シャシーは少しばかり調整され、既に素晴らしい乗り心地を更に改善しているという。

コクピットでは、新しい情報エンターテイメント・システムが装備され、そのモニターとより高級な素材で、キャビンのクオリティを改善したとメルセデスはコメントしている。また、コリジョン・プレベンション・アシストを含み、標準的な安全システムも改善されている。

■どんな感じ?

その静かさに驚く。それでいて落ち着いて、バランスが良く取れていて、満足の行く機敏さを持ち合わせている。ステアリングは、適度な重さを持ち、ダイレクトな感覚があり、路面のフィーリングをよく伝えてくれる。また、ボディ・コントロールも素晴らしい。

フェイスリフト前からの、非常にバランスよくチューニングされたサスペンションも引き継いでいる。よりハイグレードなモデルはエア・サスペンションだが、このE250はコンベンショナルなスティール・スプリングだ。しかし、パッチワークのような道であっても、スムーズで、落ち着いた乗り心を提供してくれる。また、長距離ドライブでも、快適な旅行が楽しめるというもの。

E250のパワー値は、まったく刺激的なものではない。しかし、充分なパフォーマンスで、従来のものよりも800rpm低い1000rpm-4000rpmで発生するピーク・トルクも魅力的だ。但し、トップエンドの6300rpm付近で愉しい類のエンジンではない。そういった意味においては、ディーゼル・エンジンのような感覚がある。

E250はロケットシップではない。しかし、必要にして充分なパフォーマンスがある。4000rpm以下ではほとんど明確なノイズもないし、7速オートマティック・ギアボックスも以前よりもバリッとした感じでシフトアップしてくれた

■「買い」か?

われわれは、今回のフェイスリフトが成功したかどうかを評価するためには、より長い距離をテストしなければならないだろう。しかし、E250は、アウディA6やBMW 5シリーズ、ジャガーXFに充分に対抗できるクルマであることは確かだ。

ルックス、パフォーマンス、経済性、ダイナミクス、そのどれもが改善されている。あなたがEクラスに望むことは、この新しいEクラスでも達成できていることは確かだ。

(グレック・ケーブル)

メルセデス・ベンツE250

価格 31,550ポンド(458万円)
最高速度 235km/h
0-100km/h加速 7.4秒
燃費 17.2km/ℓ
CO2排出量 135g/km
乾燥重量 1605kg
エンジン 直列4気筒1922ccターボ
最高出力 208bhp
最大トルク 35.8kg-m/1000rpm-4000rpm
ギアボックス 7速オートマティック

 
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