2代目『マツダCX-5』は最新世代へ劣らぬ完成度! 1万ポンド以下で探せる初期型 市場の中心はディーゼル【UK中古車ガイド】

公開 : 2026.05.28 11:45

3代目が登場したマツダの大ヒットシリーズ、『CX-5』。2代目の完成度は、新世代に引けを取らないとUK編集部は評価します。磨かれた鼓動デザインに、ハッチバック級に軽快な走り。その魅力を再確認です。

正常進化で磨きがかかった鼓動デザイン

マツダの大ヒット作、『CX-5』。2012年に初代が登場して以来、500万台以上が提供されている。2017年に交代した2代目は英国でも好調で、同社の販売数の25%を占めていた。運転のしやすさや内装の質感、実用性など、全領域で優れていたから当然だろう。

3代目が発表されたばかりだが、実は2代目の完成度は新世代に引けを取らないといっていい。その中古車が、最近は1万ポンド(約210万円)以下で探せるようになっている。

マツダCX-5(2代目/2017〜2026年/英国仕様)
マツダCX-5(2代目/2017〜2026年/英国仕様)

2代目は初代の正常進化版といえ、「鼓動デザイン」は洗練度を高め、スポーティかつモダンに。ソウル・レッドに塗られたボディは、抑揚豊かな表情を生み出す。2023年に小変更を受け、LEDヘッドライトを獲得。ソリッドカラーも選択できるようになった。

内装は、ドイツの上級ブランドへ劣らない上質さ。シートから小さなスイッチまで、素材にはこだわりを感じられ、運転姿勢も人間工学に基づき快適。ダイヤル付きのセンターモニターは、当初7.0インチだったが、2019年に10.25インチへ拡大している。

思いの外に得意分野といえる峠道

ホイールベースが長く、車内空間はフォルクスワーゲンティグアンと同等。高さ方向にゆとりがあり、後席の背もたれはリクライニングでき、高身長の大人でも充分くつろげるはず。荷室容量は506Lだが、その背もたれを倒せば長尺の荷物も載せられる。

高水準な運転体験も強み。ダイレクト感の強いステアリングと、姿勢制御に長けたシャシーが相乗し、峠道は思いの外に得意分野。6速MTを選べば、運転を一層楽しめる。それでいて、高速道路での快適性も侮れない。低速域では、乗り心地は若干硬めだが。

マツダCX-5(2代目/2017〜2026年/英国仕様)
マツダCX-5(2代目/2017〜2026年/英国仕様)

英国の中古車市場で中心のエンジンは、シャシーの性能をより引き出しやすい2.2Lディーゼルターボ。150ps版はトルクフルで、高速巡航時には19.0km/L以上の燃費を得られる。183ps版の四輪駆動でも、17.0km/Lは超えるはず。

ガソリンエンジンは、2.0Lなら165ps、2.5Lは193ps。燃費は同クラスのハイブリッドに届かず、2.0Lはパワーに余裕を感じにくいかも。とはいえ、エンジンを問わず走りはハッチバックのように軽快。スタイリッシュな見た目は、今でも魅力的だ。

新車時代のAUTOCARの評価は?

見た目が素晴らしく、乗り心地に優れ、好ましい運転体験で、サイズも丁度良い。燃費も褒められる。ライバルを確実に凌駕する仕上がりにあり、このクラスのベンチマークを置き換える、最も魅力的な選択肢だといえる。(2017年6月28日)

マツダCX-5(2代目/2017〜2026年/英国仕様)
マツダCX-5(2代目/2017〜2026年/英国仕様)

記事に関わった人々

  • 執筆

    アレックス・ウルステンホルム

    Alex Wolstenholme

    英国編集部ライター
  • 翻訳

    中嶋けんじ

    Kenji Nakajima

    1976年生まれ。地方私立大学の広報室を担当後、重度のクルマ好きが高じて脱サラ。フリーの翻訳家としてAUTOCAR JAPANの海外記事を担当することに。目下の夢は、トリノやサンタアガタ、モデナをレンタカーで気ままに探訪すること。おっちょこちょいが泣き所。

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