トヨタ・ヤリス級、英国最小クラスのPHEV登場 BYD初の欧州専用開発、新型『ドルフィンG』今夏発売へ

公開 : 2026.05.28 07:05

BYDが新型『ドルフィンG DM-i』を公開しました。Bセグメントとしては珍しいプラグインハイブリッド車(PHEV)で、欧州向けに専用開発された初のモデルとなります。総航続距離は1000kmを超えるとのこと。

トヨタヤリスと同クラスのPHEV

BYDは、新型のコンパクトハッチバック『ドルフィンG DM-i』を公開した。欧州向けに特別に開発したプラグインハイブリッド車(PHEV)となる。

欧州では6月、英国では今秋に発売予定で、価格は2万ポンド(約430万円)未満からと予想される。全長4160mmのBセグメント車であり、実質的にEVモデルの『ドルフィン・サーフ(別名:シーガル)』のきょうだい車と言える。

BYDドルフィンG DM-i
BYDドルフィンG DM-i    BYD

ルノー・クリオ、フォルクスワーゲン・ポロ、トヨタ・ヤリスといったモデルと競合することになるが、ほとんどのライバル車がマイルドハイブリッドやフルハイブリッドのパワートレインを採用しているのに対し、ドルフィンGはプラグインハイブリッドのパワートレインを搭載している。

BYDは「スーパーハイブリッド」システムの詳しい構成を明らかにしていないが、小型クロスオーバー『アット2 DM-i』に搭載されたものと関連があると見られている。アット2 DM-iでは、1.5Lガソリンエンジンを発電機として、電気モーターによって前輪を駆動する。

BYDによると、ドルフィンGのガソリンと電気による総航続距離は1000kmを超えるという。詳細については、6月の発売時に発表される予定だ。

欧州向けに開発、生産も現地?

特筆すべきは、BYDとして初めて欧州市場向けに専用開発した点で、ハンガリーにある同社の新工場で生産される見込みである。

ステラ・リー副社長は、欧州のBセグメントを「同市場において最も重要な分野の1つ」と位置づけ、ドルフィンGによって「電動化時代におけるコンパクトカーへのお客様の期待値を再定義したい」と語った。

BYDドルフィンG DM-i
BYDドルフィンG DM-i    BYD

ドルフィンGは、欧州向けに開発を進めているBセグメント車およびCセグメント車のラインナップの第1弾となる。リー氏は以前、「目標は、お客様にBYDを欧州ブランドとして認識してもらうこと」と語っていた。

記事に関わった人々

  • 執筆

    ジェームス・アトウッド

    James Attwood

    役職:雑誌副編集長
    英国で毎週発行される印刷版の副編集長。自動車業界およびモータースポーツのジャーナリストとして20年以上の経験を持つ。2024年9月より現職に就き、業界の大物たちへのインタビューを定期的に行う一方、AUTOCARの特集記事や新セクションの指揮を執っている。特にモータースポーツに造詣が深く、クラブラリーからトップレベルの国際イベントまで、ありとあらゆるレースをカバーする。これまで運転した中で最高のクルマは、人生初の愛車でもあるプジョー206 1.4 GL。最近ではポルシェ・タイカンが印象に残った。
  • 翻訳

    林汰久也

    Takuya Hayashi

    1992年生まれ。幼少期から乗り物好き。不動産営業や記事制作代行といった職を経て、フリーランスとして記事を書くことに。2台のバイクとちょっとした模型、おもちゃ、ぬいぐるみに囲まれて生活している。出掛けるときに本は手放せず、毎日ゲームをしないと寝付きが悪い。イチゴ、トマト、イクラなど赤色の食べ物が大好物。仕事では「誰も傷つけない」「同年代のクルマ好きを増やす」をモットーにしている。

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