試乗シボレー・カマロZL1 魅力は価格 英国/日本で買えぬ点「残念」

公開 : 2018.01.22 11:40

コルベットZR1譲りの6.2ℓのスーパーチャージドV8を詰め込んだカマロZL1。直線加速だけではない濃密な走り味に、テスターのマイクはすっかり引き込まれたようです。

もくじ

どんなクルマ?
ニュル7分16秒の、究極のポニーカー
全身をステロイド剤で増強

どんな感じ?
ストレートだけじゃない、マッスルカー
ハードコアとは一線を画す乗り心地
6速マニュアルか10速ATか

「買い」か?
イギリスで入手できないのが恨めしい

スペック
シボレー・カマロZL1のスペック

どんなクルマ?

ニュル7分16秒の、究極のポニーカー

コルベットZR1の6.2ℓのスーパーチャージドV8エンジンと、若干窮屈ではあるが、とても実用性の高い4シーターのキャビンを合体させたクルマが、カマロZL1。

現段階では、究極のポニーカーだと思う。

彼の地アメリカなら、通常のZL1が6万2500ドル(688万円)、サーキット走行に焦点を当てたZL1 1LEの場合は、7万1300ドル(785万円)という、ディスカウントプライスで販売されている。

エンジンはマスタングのトップモデル、GT350から116psも上回る、650psを発生する無敵のV8エンジンを搭載。

それ以上にGMのエンジニアにとって意味を持つ数字は、2017年に打ち立てた、ニュルブルクリンク・ノルドシュライフェでの7分16秒というラップタイムだろう。

同等のパフォーマンスを発揮する他のモデルよりも圧倒的に安価なうえ、マニュアルギアでその記録を達成したのだ。

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