前年割れ続く登録車 好調なブランドは?「2018年2月に売れた日本車」

2018.03.31

2018年2月 車名別 販売台数ランキング

(日本自動車販売協会連合会/全国軽自動車協会連合会)

1位 ホンダN-BOX 2万2007台
2位 日産デイズ 1万4294台
3位 日産ノート 1万3769台
4位 スズキスペーシア 1万3620台
5位 ダイハツ・ムーヴ 1万3479台
6位 ダイハツタント 1万2911台
7位 トヨタプリウス 1万1507台
8位 スズキ・ワゴンR 1万1460台
9位 トヨタ・アクア 1万1167台
10位 日産セレナ 1万408台

N-BOX、デイズ、スペーシア、ムーヴ、タント、ワゴンR

乗用車の車名別ランキングでは前月と同様、“軽高登低” の傾向がはっきりと表れた。

トップに立ったのは昨年9月に全面改良を実施したホンダN-BOXで、前年同月比13.3%増の2万2007台の販売を成し遂げて6カ月連続での首位に輝く。続く第2位には同11.2%減ながら1万4294台を販売した日産デイズが、第3位には同8.3%減ながら1万3769台を販売した日産ノートが入り、いずれも前月と同順位をキープした。第4位から第6位までは軽自動車がずらりと並び、昨年12月に全面改良を敢行して2代目に切り替わったスズキ・スペーシアが1万3620台、昨年8月に一部改良を行うなどしたダイハツ・ムーヴが1万3479台、昨年12月に一部改良を実施したダイハツ・タントが1万2911台を達成してランクインする。


登録車では第2位の販売台数(1万1507台)を記録したトヨタ・プリウスは、総合では第7位にとどまった。トップ10を一覧すると、登録車は4車種で、残り6車種が軽自動車。この比率になるのは、4カ月連続である。また、トップ10のうち2万台以上の販売台数を達成したのはホンダN-BOXの1車種のみで、以下は1万台から1万4000台のレベルと大きく水をあけられる結果となった。

注目の新型車の動きを見ていこう。昨年5月にイースを新型に切り替えたダイハツ・ミラは前年同月比38.3%増(8002台)で第14位に、昨年9月にマイナーチェンジを図ったホンダ・ステップワゴンは同71.9%増(6573台)で第20位に位置。昨年11月に特別仕様車を設定するなどしたトヨタ・ノアは同23.1%増(5865台)で第25位に、1月にマイナーチェンジを実施したトヨタ・アルファードは同18.3%増(4534台)で第34位に、昨年12月に特別仕様車を設定するなどしたスズキ・ソリオは同23.6%増(3834台)で第36位に入る。

また、昨年10月に第2世代に切り替わった日産リーフは同117.4%の大幅増(3720台)を記録して第38位に、昨年12月に発売した新型3列シート・クロスオーバーSUVのマツダCX-8は月販計画1200台の2倍以上となる3032台を販売して第40位にランクイン。昨年9月にプラドをマイナーチェンジしたトヨタ・ランドクルーザーワゴンは同63.5%増の2981台で第41位に、新ジャンルの小型クロスオーバーワゴンを謳って昨年12月にデビューしたスズキ・クロスビーは月販目標の2000台を上回る2905台を記録して第43位に、昨年7月に全面改良したトヨタ・カムリは同850.0%の大幅増(2451台)で第45位に入った。


車名別ランキングの50位以下で健闘したモデルが多かったことも2月のトピックといえる。モデル末期のスズキ・ジムニーは前年同月比43.5%増の1779台を記録して第50位に、昨年9月に発売した10代目シビック(日本生産分)は1542台を販売して第54位に位置。レクサス勢ではLS500が第60位(1184台)、LS500Hが第62位(948台)、NX300Hが第64位(931台)に入る。また、昨年10月に発売したトヨタ・ジャパンタクシーは832台の販売を記録して第68位にランクインした。

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