ボルボが生んだ、ステーションワゴンの傑作たち 前半 創成期から245(240)まで

公開 : 2018.05.04 06:10  更新 : 2020.12.08 10:34


デュエットの発売(1953年)

ボルボの研究開発部門は、ガブリエルソンからの指示をすぐに実行する。そして生まれたのが、商用車にもファミリーカにも、ふたつ(デュアル)の目的での利用が可能なモデル「デュエット」。名前もそのコンセプトから付けられた。

生産は1953年7月4日に生産が始まったが、記念すべき量産車1号は、ガブリエルソンが購入した。発売当初、デュエットは44psを発生させる、1.4ℓ4気筒エンジンを搭載していた。

ラインナップは、最終的にDH、DS、PHと呼ばれる3種類のヴァリアントモデルが用意された。DHは標準のワゴンボディ。DSはパネルバンで、PHは乗客を乗せるためのワゴンとされていた。

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