ベントレー・ベンテイガW12 パイクスピーク挑戦なぜ? 舞台の裏側さぐる

2018.05.13

サマリー

ベントレー・ボーイズ再びです。ベントレーはSUVクラスの記録更新を狙って、ベンテイガW12で今年のパイクスピークに挑戦します。ほとんど改造が許されない「エキシビジョン」クラスで、パフォーマンスを証明するつもりのようですが、どんな結果が待っているのでしょうか?

もくじ

ベントレー・ボーイズの伝統
敵は標高 大排気量は有利
改造は最小限 オプションは使用可能
SUVは増加傾向 チャレンジは来年も?
番外編:パイクスピークへ挑戦した欧州メーカー

ベントレー・ボーイズの伝統

ウルフ・バーナートなら賛成しただろう。オリジナルのモータースポーツレースのひとつに数えられるパイクスピーク・ヒルクライムへの挑戦は、バーナートと1920年代を生きた他のベントレー・ボーイズたちのチャレンジ精神をしっかりと受け継いでいる。

当時、ベントレー・ボーイズと呼ばれた大金持ちの息子たちによるファクトリー・チームは、鉄道との競争でベントレーの優秀さを証明し、ル・マンを席捲したうえ、ブルックランズのコースレコードを打ち立てた。

そしていま、ベンテイガW12が他のSUVのライバルたちよりも優れた動力性能をもっていることを証明するため、ベントレーは6月半ばのコロラドの山中で量産型SUVのクラスレコードに挑戦しようとしている。

なお、現在の記録は、2014年にポール・ダレンバックが、レンジローバー・スポーツで全長19.99kmのコースを12分35秒610で走破したのときのものが保持されている。

ベントレーでは記録更新に自信を見せており、ドライバーには2度の総合チャンピオンに輝いた実績をもつリース・ミレンを選んだ。カリフォルニアに拠点をおくこのニュージーランド出身ドライバーは、最近クルーを訪れ、自らがハンドルを握るベンテイガを間近で見て来たばかりだ。ブライアン・ガッシュ率いるベントレーのモータースポーツ部門が準備を進めるこのクルマは、グリーンの強大なラッピングに包まれていた。


ミレンが、この山岳コースにある156ものコーナーの詳細な情報を提供するとともに、彼のチームはこの挑戦に必要な物流面のサポートと、ベントレーのモータースポーツ・エンジニアであるデイビッド・アージェントとともに、レース車両の最終仕上げを行う。1月に初めてこの計画が公表されて以降、チームはハードワークを重ねており、ミレンはカリフォルニアの道で公道仕様のベンテイガを走らせている。

 

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