テスラ、従業員を9%削減 収益性確保のため モデル3生産「影響なし」

公開 : 2018.06.14 17:10

テスラのマスクCEOは、収益性改善のため従業員の約9%を解雇すると発表しました。同社は現在4万5000人程度の従業員を抱えていることから、その対象は4000人にのぼることが想定されます。マスクはこれを「生き残りをかけた改革」と説明しています。

もくじ

4000人前後がリストラ対象に
生き残りをかけた改革

4000人前後がリストラ対象に

テスラは経費削減のため、9%程度の従業員を解雇する方針だ。創業者のイーロン・マスクによれば、これによるモデル3の生産への影響は無いとのことだ。

マスクは社内向けメールが公になったあと、ソーシャルメディアでこれを認めた。同社は2003年の創業以来利益を上げることができていない。

テスラは昨年末の時点で3万7500人程度の従業員を抱えていた。CNBCの報道によれば、2018年から8000人ほど新たに雇用されているが、今回のリストラにより4000人程度が失職する計算だ。

マスクはこう付け加える。「テスラはここ数年で急速に成長を遂げました。これにより、役割が重複したり、過去には役立った職種が不要になったりしています」

「この状況を改善し、不要な経費を削減するため、われわれは社内の9%程度の人員を解雇するという決断を下しました。生産要員はここには含まれていないため、モデル3の生産目標に対する影響はありません」

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