長期テスト アルファ・ロメオ・ジュリア(4) 不具合は解決 万能さに感心

公開 : 2018.06.28 18:20

走行距離も1万4000kmを超え、ますますジュリアの良さが見えてきました。非常にレスポンシブなエンジンや信頼のおけるハンドリングのおかげで、公道で走るには自制心が求められるクルマになっています。以前お伝えした不具合も保証により解消しました。

もくじ

積算14331km 自制心が求められる
信頼できるハンドリング 不具合も解消
カーナビには欠点も
テスト車について
テストの記録

積算14331km 自制心が求められる

ジュリア・クアドリフォリオはとても速く、その性能を引き出すのも笑ってしまうほど簡単だ。運転には自制心が求められる。クルマが速すぎることに文句をいうつもりはないが、調子に乗って走っていると免許証が何枚あっても足りないだろう。

ジュリアはそれほど運転に緊張するクルマではない。ただし、落ち着いてゆったりとクルーズしようと思っても、クルマが速く走りたがっているのだ。アクセルに対する応答性を見ていても、クアドリフォリオの307km/hという最高速度はカタログ上だけの話ではなさそうだ。

遅い車の追い越しは一瞬のうちに完了するが、それと同時に大型のスピードメーターに気を配り、しっかりと自分の手綱を引く必要がある。

マニュアルモードでアクセルを踏み込めば、瞬く間に7300rpmのレブリミッターに当たってしまう。このときばかりはジュリアのV6ツインターボがフェラーリのように8500rpmや9000rpmまで回れば良いのにと思う。

あっという間にタコメーターがレッドゾーンに入るのを見ると、レブバンドが非常に狭く感じてしまう。実際にはそんなことはないのだが。低速域から高速域まで一気に加速したいのであれば、ギアセレクターをオートモードに戻すことだ。勢いが衰えることなくスムーズにシフトアップしてくれる。

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