ビートル、4ドア「EV」として生まれ変わるか フォルクスワーゲン

公開 : 2018.07.03 11:40

フレキシブルなプラットフォームがカギ

ビショフは、すでにMEBプラットフォームを使用した4ドアのビートルのスケッチを作成済みだと認めた。しかし、このクルマの開発について決定がくだされるには2年から3年程度を要するだろうとしている。

ビートルEVがIDと共通のアーキテクチャーを持つとはいえ、この2車が競合してしまう可能性はほぼ無いと見ている。「フォルクスワーゲンのカルチャーにおいては、同じセグメント内で2または3車種までは共存可能だと考えられています」

ディエスCEOも以前電動ビートルの可能性を示唆していた。「もしビートルEVを作れば、現行モデルよりもはるかに良いものができるでしょう。後輪駆動化されることで、さらに初代に近づけることもできます」

彼はMEBツールキットがエモーショナルなクルマを作る助けになるとも語る。「われわれは電動車について幅広い可能性を考慮しています。非常にフレキシブルなプラットフォームにより、効率的に派生モデルを作ることができるでしょう。後輪駆動、前輪駆動、そしてAWDと自在に設計できるのです」

今年に入ってからグループ全体のトップに立ったディエスは、「自動車産業における電動化のイニシアチブを取る」ことを戦略目標として掲げている。

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