ジェンソン・バトン レースの虜となった数奇な人生 インタビュー

公開 : 2018.08.12 16:10

速いクルマをあつめ、スーパーモデルとデートし、自分の所有するスーパーヨットでモナコGPにあらわれたこともある、2009年F1チャンピオンのバトン。でも、彼の人生ははいつもレースとともにありました。彼は今後もレースに関わり続けると語ります。

もくじ

ジェンソン・バトンの今
現在も多忙 19歳でF1デビュー
贅沢との批判 プレイボーイ扱い
レースへの集中
ポイントを勝ち取ることこそ重要
今でもレースの虜
これからもレースに関わり続ける
番外編 バトンのロードカー・コレクション

ジェンソン・バトンの今

ジェンソン・バトンのF1人生を追えば、自己顕示欲の権化、女たらし、時宜にも恵まれた立派なレーサーに映るのだろうか。はたまた、F1での2009年の年間チャンピオンとか通算15勝という輝かしい記録や、マクラーレン時代には3年間チームメイトだったルイス・ハミルトンよりも勝利数で優ったことも思いだされるかもしれない。

しかし今後はどうだろう。現に彼ははたして前へすすんでいるのだろうか?

真実のベールをはぐときは、今をおいてないだろう。昨年インディ500に出走したフェルナンド・アロンソの代走としてモナコGPに1回限りで戻ってきたが、それを除けばF1を離れてもう1年半になる。もっとも、プライベートでは婚約者ブリトニー・ワードとロサンゼルスに新居をかまえ、仕事面では日本のスーパーGT選手権やル・マン・プロトタイプなどへの参戦とF1コメンテーター並びに広報活動など、生活は非常に充実してみえる。

今回、ブダペスト近郊のハンガロリンクへホンダの広告映像撮影に来ていたバトンと会うことができた。コンクリート打ちのピットにいるのは、彼とわたしのほかには少数の撮影班だけだ。思わずよそ見してしまうグラマーな女性など、見渡してもいない。

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