試乗 ホンダCR-V日本凱旋 新型ハイブリッド/1.5ターボ、5座/7座乗り比べ

公開 : 2018.11.02 11:40  更新 : 2018.12.07 20:35

どんな感じ?

2・3列目 座れるのか?

これ見よがしの高級やスペシャリティな演出がない。というか試乗した「マスターピース」の革張りシートは、合成皮革とのコンビということもあるが革の風合いや縫い目の高級感が今ひとつ。革のもうひとつの利点となる「丈夫」を主眼とするなら、SUVらしい仕立てと言えないこともないのだが。要するにプレミアムをセールスバリューの前面に出したモデルではない。

前席とセカンドシートが大柄な男性の4名乗車でも余裕があるのは当然として、サードシートの居住性もSUVの3列シート車では上々。セカンドシートを最前端にセットした時には中背の男性でもサードシートに10cm弱の膝前スペースが確保できる。この場合のセカンドシート膝前スペースは5cmくらい。なお、ドラポジも含めて身長175cmでの目安である。

サードシートのアクセスは少々窮屈であり、オデッセイ等のステーションワゴン型ミニバンには及ばないにしても、緊急用プラスαの実用性を確保している。また、2列シート仕様と3列シート仕様ではセカンドシート(後席)のシート仕様が異なり、2列シート仕様の後席はバックレストも固定式となる。着座姿勢や客室と荷室の自由度でも3列シート車が優れている。

2タイプ用意されるパワートレインは、高負荷加速性能ではともに2.5ℓ超級の印象。アクセル踏み込みの少ない領域でのトルクの余裕もあって、発進から高速巡航、山岳登坂など一般用途のほとんどの状況で動力性能のゆとりをドライバーに実感させてくれる。

ただ、ドライブフィールは異なる。

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