ダットサン初代ZからマツダRX-7まで 乾いた大地に眠る廃車 38選(後編) ジャンクヤード探訪記
公開 : 2026.08.28 11:45
米国の巨大ジャンクヤードを巡り、スクラップ同然のクルマにレンズを向ける探訪記シリーズ。今回は、コロラド州ラマーの『ウォラー・オートパーツ』で見つけた日米欧の逸品を紹介。後編はダットサンからマツダRX-7までです。
もくじ
ーダットサン280Z - 1978年
ーシボレー・ベガ - 1973年
ー三菱ビスタ
ーフォードF250 - 1975年
ーフォード・フェアレーン500 - 1958年
ーオペル・カデット
ーフォード・ランチェロ - 1959年
ーフォード・マスタング - 1973年
ーカイザー - 1947年
ーシボレー・ヨーマン - 1958年
ープリムス・フューリー - 1978年
ーシボレー・モンツァ
ーマツダRX-7
ダットサン280Z – 1978年
ダットサン280Zは、初代Zシリーズの最終進化形だ。1975年に、厳格化する米国の排ガス規制に対応するため燃料噴射装置を搭載して登場した。1978年のモデルは初期の240Zよりも洗練されつつ、人気の秘訣だった長いボンネットと後輪駆動のレイアウトを維持していた。この個体は明らかに長年屋外に放置されており、窓が開いたままの状態のため内装はかなり傷んでいる。

シボレー・ベガ – 1973年
シボレー・ベガは1970年、米国に押し寄せる輸入コンパクトカーの波に対するGMの対抗馬として、大きな期待を背負って登場した。当初は好調な売れ行きを見せたが、錆びやすさやアルミ製エンジンの脆弱性に関する悪評が広まってしまった。かつてはよく見かけたが、今ではほとんど姿を消している。

三菱ビスタ
ダッジ・コルト・ビスタは、三菱の技術を米国風のデザインで包み込んだ、コンパクトMPVの先駆け的な存在だ。ハイルーフに3列シートを備え、ミニバンブームが到来する何年も前から、ファミリーカーとしての役割を静かに果たしていた。
三菱が日本で製造し、ダッジとプリムスのディーラーを通じて輸入・販売された。当時、三菱は米国に独自のディーラー網を持っていなかったため、「Imported for Plymouth(プリムス向け輸入車)」のバッジが付けられている。大半は酷使された末に廃車となったため、現在ではほとんど見かけることがない。

フォードF250 – 1975年
フォードF-250は長きにわたり米国の商用車の主力であった。1970年代半ばには、過酷な使用にも耐えるよう設計された、頑丈で実用本位のヘビーデューティー・ピックアップトラックとなっていた。
この1975年式の1台には、堅牢なグリルガードやルーフに取り付けられたスポットライトなど、現役時代の痕跡が今も残っている。フロントガラスに貼られたメモによると、360または390立方インチV8エンジンを搭載した四輪駆動車で、4速トランスミッションを備え、「ちゃんと走る」とのことだ。

静かにたたずむ様子は、まるで引退して牧草地で余生を送るワークホースのようだ。
フォード・フェアレーン500 – 1958年
この1958年式フォード・フェアレーン500は、1968年に軽微な衝突事故で走行不能となって以来、公道を走っていない。日焼けした塗装の下には、352立方インチV8エンジンとオートマティック・トランスミッションが搭載されており、数十年間放置されてきたにもかかわらず、ガラスも車体構造も良好な状態を保っている。
ボディ下部には若干の錆が見られるが、それほど深刻なものではない。走行距離計はわずか4万5791マイル(7万3693km)を示し、現役時代がどれほど早く途絶えてしまったかを物語っている。この個体は部品取り車ではなく、レストア用として出品されている。このヤードなら、トランクをスペアパーツでいっぱいにしてから家に持ち帰ることができるだろう。

























