世界のメーカー 起源となったクルマたち 後編

公開 : 2019.01.27 17:10  更新 : 2019.05.04 13:03

サーブ92(1949年)

サーブは1937年、航空機の製造で一気に頭角を現した。そしてその12年後、サーブは同社初の自動車であるサーブ92を発売した。

1982年にアウディは100の空力性能について大々的な宣伝をしていたが、サーブ92は33年以上前に同等の空力性能を有していた。

764ccの2気筒2ストロークエンジンを搭載する前輪駆動モデルで、105km/hでの連続走行が可能だった。1956年まで生産が続けられ、後継の93にバトンタッチした。

サーブは航空機開発をおこなう親会社から1989年に独立し、2000年にはGMに買収された。しかし、2008年のリーマンショックを背景に、2009年にGMはサーブを売却した。さらにふたつのオーナーのもとを渡り歩いたものの、サーブ最後のモデルは2014年に生産されたきりだ。

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