輸入車の登録 2月首位のベンツ、これで何カ月連続? 「2019年2月に売れたインポートカー」

2019.03.18

インポートカーの新車販売クイズです。2019年2月の登録台数は、またもメルセデス・ベンツが1位。何カ月連続だと思いますか? 2月の販売台数ランキングもレポート。

Q:輸入車の新規登録で2月首位のM・ベンツ、今月で何カ月連続?

text:Naojiro Onuki(大貫直次郎)

A:48カ月連続。

つまり、4年もの長きに渡って、輸入車のブランド別新規登録台数ランキングのトップに君臨しているのだ。新型車や特別仕様車の精力的な導入、車種ラインアップの拡充、販売キャンペーンの積極的な展開などが奏功している。

また、最大のライバルであるフォルクスワーゲンが排出ガスおよび燃費検査の不正問題の発覚などによって一時ブランドイメージを悪くしていたことが、首位を維持できた一要因といえる。

外国メーカー車の新規登録台数 3カ月ぶりマイナス

日本自動車輸入組合(JAIA)がまとめた2月の外国メーカー車の新規登録台数は、前年同月比0.3%減の2万2742台と3カ月ぶりのマイナスとなった。一方、日本メーカー車含では同0.3%増の2万7674台と、3カ月連続で前年実績を上回った。

2月の輸入車の市場動向に関してJAIA関係者は「2月の輸入車の新車販売は、一部ブランドで需給ギャップが発生したこともあり、外国メーカー車で前年同月比0.3%減の2万2742台と3カ月ぶりにマイナスを記録した。一方、日本メーカー車は同3.4%増の4932台とプラスに転じ、全体では同0.3%増の2万7674台と3カ月連続で前年実績を超えた。ブランド別ではメルセデス・ベンツ、フォルクスワーゲン、BMWの独トップ3がいずれも前年同月比でプラスを達成。ボルボやPSA(プジョーシトロエン/DS)、フィアットジャガーランドローバーといった中堅ブランドも成績を伸ばしている。好調なブランドは、いずれも新型車や特別仕様車の精力的なリリース、さらに販売キャンペーンの積極展開などが奏功している。クルマとしては、SUVモデルのカテゴリーが継続して人気高。価格帯別では400万円以上のクラスが堅調」と解説する。

今後の見通しについては、「輸入車市場全体としての受注状況は、比較的底堅く推移している。また、春に向けて販売台数を伸ばしそうな新型車や特別仕様車が各ブランドから相次いで発売される予定なので、これらがどれくらい成績を伸ばすかが今後の成否となるだろう。コンパクトクラスが位置する400万円未満の価格帯の回復も成績の面でカギを握る。10月に実施予定の消費税アップに対する駆け込み需要は今のところ出ていないが、各ブランドとも対策は色々と練っているようだ。一方、世界的な景況感の悪化などによってユーザーの消費意欲がどうなるかは不安要素。英国のEU離脱に伴う一部ブランドの生産停止や工場の移転なども販売面での懸念材料」と指摘した。

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