新旧GT-R(’69 ハコスカ/’89 R32) 北米アメリアアイランド・オークションの落札額は?

公開 : 2019.03.17 20:33  更新 : 2020.12.08 18:05

ハコスカとR32。新旧2台のGT-Rが、アメリアアイランド・オークションに出品。クラシックカーの聖地には、日本の旧車好きが少なかったようで予想落札額以下に。

text & photo: Kazuhide Ueno(上野和秀) photo: BONHAMS

ハコスカは1456万円と低調

アメリカでも知名度を増している日産スカイラインGT-Rが、ボナムス・アメリアアイランド・オークションに姿を見せた。今回出品されたのは1969年ハコスカ4ドア2000 GT-Rと1989年日産スカイラインR32 GT-Rの2台。

西海岸で始まった日本旧車ブームの中でR32 GT-Rは先進のメカニズムと高いパフォーマンスから「ゴジラ」のニックネームが与えられるほど特別な存在として支持されている。R32から始まったGT-R人気は伝説の原点となったハコスカに及び、近年は日本から数多くが流失している。

アメリアアイランドに姿を見せたハコスカGT-Rは最初期型で良好なコンディションを保ち、2017年にアメリカに渡った個体である。オリジナル度は高いが、日本でお約束のモディファイといえる8スポーク・デザインのワタナベ・ホイールが組まれ、インテリアではステアリング・ホイールがナルディに変えられている点がノンオリジナル。

とはいえメンテナンスが行き届いていることもあり入札が続いた。しかしアメリアアイランドというクラシックカーの聖地だけに日本の旧車を求める方が少なかったようで、最終的に予想落札価格以下の1456万円で落札されてしまった。日本では最近ハコスカGT-Rは2000万円前後で取引されているので、これからアメリカで今回の額で取り引きされることはないと思われる。

同じオークションに登場したR32もオリジナル度が高い個体だ。

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