長期テスト スズキ・スイフトスポーツ(1) ターボ化するも相変わらず痛快

公開 : 2019.04.30 16:50

真面目だが純粋に楽しめる 真価を見極めるのはこれから

このルートを通してわかったことは、スイフトスポーツは成長して多少は真面目になったが、依然レスポンスが良くアクティブで、純粋に走りを楽しめるということだ。

初試乗の通り大半の部分は評価でき、もっと素晴らしい英国のコースで試してみたい思いに駆られた。

翌日はシュルーズベリーからブリストルに寄ってトゥイッケナムまで、少し回り道をして高速道路でオートカー編集部に帰ってきた。この日もスイフトに失望するようなことはなかった。長い週末をともに過ごし、もっとスイフトスポーツと過ごしてみたいと感じていたほどだ。

新型スイフトスポーツはこれまで通り素晴らしく、純粋に運転の楽しさが味わえる。しかも毎日乗るドライバーにもうってつけのクルマだった。ただ、予定よりも早くプレゼントを開けていいと言われたらいつだって楽しいのは言うまでもない。

問題は、数カ月間走った後も輝かしくエキサイティングなモデルだと感じられるかどうかだ。その間にこのクルマの価値を見極めて、1万8000ポンド(262万円)という価格が妥当か、大きな壁であるフィエスタSTと比べてどうかも判断できるだろう。

それでも、考えるのは数カ月先だ。今はスイフトスポーツとの新たな旅に思いをはせるのに必死だ。

セカンドオピニオ

歴代のスイフトスポーツは、英国の公道を安全な範囲で勢いよく走るのにちょうど良い快活さをパフォーマンスを持っていたように思う。今のところは、先代までと同じく、新型も日常での使い勝手とスポーツ性でうまくバランスがとれているようだ。

テスト車について

モデル名: スズキスイフトスポーツ
新車価格:1万8000ポンド(262万円)
テスト車の価格:1万8000ポンド(262万円)

追加した装備一覧

シートヒーター:320ポンド(4万6000円)

テストの記録

故障:なし
出費:なし
燃費:17.8km/ℓ

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