字幕付き動画 メルセデス-AMG A35 目標はA45 競合メガーヌRS/ゴルフRとの差は

公開 : 2019.07.17 20:00

A45よりも明らかに万能に

今までの45ほどのパフォーマンスはないが、306psのパワーと40.8kg-mのトルクは十分な速さをもたらす。エンジンの性格やスリルは最高ではないが、最近の2ℓ4気筒ターボとしてはよくできている。

スロットルレスポンスは良く、トップエンドでも元気よく伸び続ける。スポーツ・プラスではエグゾーストも迫力がある。

7速DCTの動作も電光石火の速さで、オートモードで流しても快適だ。フロントには大きなブレーキが付き、見た目も良く耐久性も高そうだ。山道を相当な速さで下らない限りブレーキがオーバーヒートしてペダルが深くなることはなさそうだ。

ステアリングも良好で、フィールに溢れるとまでは言えないが、きびきびとしてシャープだ。レスポンスは重さや抵抗感も適切である。

キャビンは素晴らしく、シートも良好で他にも良い点が多数ある。直線では今までのA45ほど速くないが、曲がりくねった道では良い勝負ができそうだ。そして今日試乗した限りではA45よりも走りがいのある楽しいクルマだ。

しかし3万5000ポンド(470万円)級で最もスリリングなホットハッチとは言えない。おそらく新しいメガーヌRSトロフィーなどはもっと夢中になれ、走りがいのあるホットハッチだろう。特に山道ではそう感じる。

しかしこのクルマも非常に良く、日常使いや長距離移動ではルノー・スポールに勝るでだろう。特に驚きなのはこれがメルセデス-AMGにとってA45に次ぐ2番目のホットハッチだということだ。

A45よりも明らかに万能なクルマになった。総評としては非常に良くできたプレミアム・ホットハッチである。この分類で判断すれば、本当に良くできている。

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