ディフェンダー用アップグレードキット 2.2ℓディーゼル、出力アップも ランドローバー

公開 : 2019.08.01 17:40

1994年〜2016年製「ランドローバー・ディフェンダー」向けに、JLRのクラシック部門がアップグレードキットを用意。サスペンションやブレーキのほか、2.2ℓディーゼルはエンジンの出力アップも可能です。

1994年〜2016年製が対象

ランドローバー・クラシックは、ディフェンダー90および110の性能を向上させるアップグレードキットを発表した。昨年ランドローバーの70周年を記念して限定生産されたディフェンダー・ワークスV8が開発のベースになったという。

英国ランドローバーのヘリテージ部門から発表されたこのアップグレードキットには、エンジン、ホイール、サスペンション、ブレーキの改良が用意されている。1994年から2016年の間に生産されたディフェンダーのみに装着可能だ。

本キットは、あっという間に完売してしまったディフェンダー・ワークスV8に対する高い需要に応えるために開発されたものである。限定150台が生産されたディフェンダー・ワークスV8は、最高出力405psを発生する5.0ℓV8ガソリン・エンジンを搭載するほか、ハイドリングも強化されていた。

ワークスV8譲りの足回りに

2007年以降に生産されたディフェンダーに対応するサスペンション・アップグレードキットは、オンロードにおける快適性を高めるために改良されたスプリング、ダンパー、アンチロールバー、リンク類と各ブッシュが含まれる。

価格はディフェンダー90用が2247.07ポンド(30万円)、ディフェンダー110用が1822.97ポンド(24万円)。

ハンドリング・アップグレードキットは、ワークスV8と同じブレーキディスク、パッド、キャリパー、18インチ「ソートゥース」ホイール、そして改良されたサスペンションが含まれる。価格はディフェンダー90用が1万391.47ポンド(約138万円)、ディフェンダー110用が9967.37ポンド(約132万円)。

18インチのソートゥース・ホイールは単体でも購入できる。価格は1本432ポンド(約5.8万円)。5本セットで2160ポンド(約29万円)。以上はすべてパーツのみの価格。英国のランドローバー・ディーラーで取りつける際に工賃が別途必要だ。

これに加えてエンジンの出力アップ・キットも登場した。

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