BMW新型1シリーズ 118i、M135i日本発売 F40型の価格/サイズ/内装を解説

公開 : 2019.08.29 10:00

新型1シリーズのパワートレイン

日本仕様のパワートレインは、いまのところ2種。118i系には、最高出力140ps/4200-6500rpm、最大トルク22.4kg-m/1480-4200rpmを発生する1.5Lの直3ガソリン・ターボエンジンを搭載。

M135i xドライブには、最高出力306ps/4500-6240rpm、最大トルク45.9kg-m/1750-4500rpmを発生する2.0Lの直4ガソリン・ターボエンジンを搭載する。

「新型BMW M135i xドライブ(欧州仕様)」
「新型BMW M135i xドライブ(欧州仕様)」

駆動方式は118i系は前輪駆動(FF)だが、M135i xドライブは車名が示すように4WDとなる。これについては後述する。

3シリーズ同様、将来的にはディーゼル車やプラグインハイブリッド車も導入される可能性は高いだろう。

組み合わされるトランスミッションは、118i系が7速DCT、M135i xドライブが8速オートマティックとなる。

サスペンションは、全グレードともフロントがストラット式、リアがマルチリンク式を採用している。

新型1シリーズの装備

最新のBMW車に共通の、インフォテインメント・システムは新型1シリーズでも充実している。

AI技術を活用して、音声での車両の操作、情報へのアクセスが可能となるBMW最新の機能「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」を装備可能。これは起動させる際「OK、BMW」だけではなく、呼びかける言葉を任意に設定することができる。

「新型BMW 118i(欧州仕様)の前席」
「新型BMW 118i(欧州仕様)の前席」

車載通信モジュールにより、ドライバー、クルマ、そして取り巻く情報をITネットワークで繋げる「BMWコネクテッド・ドライブ」を標準装備。新しいスマホ向けアプリ「BMWコネクテッド」の導入で、より快適でスマートなモビリティライフをサポートしてくれる。

運転支援機能では、新たにレーンチェンジ・ウォーニング、後部衝突警告機能、クロストラフィック・ウォーニング(リア)、スピードリミット情報表示機能が追加されたドライビングアシストを標準装備。さらに、直近に前進した50mの軌跡を記憶し、後退する際に、その軌跡どおりにステアリング操作を自動で行う「リバースアシスト」を備えたパーキングアシストを全車に標準装備している。

M135i xドライブとARB

日本仕様のトップグレードとなるM135i xドライブは、前述のように306psと45.9kg-mを発生するハイパワーな2L直4ガソリン・ターボエンジンと、BMWのインテリジェント4輪駆動システムのBMW xドライブを採用している。

さらに、新開発の機械式トルセン・リミテッド・スリップ・デファレンシャルを標準装備して、よりスポーティかつ俊敏な走りを実現する。

「新型BMW M135i xドライブ(欧州仕様)のエンジン」
「新型BMW M135i xドライブ(欧州仕様)のエンジン」

メッシュデザインのキドニーグリル、直径100mmのデュアルエグゾースト・テールパイプをはじめ、要所にセリウムグレーの挿し色を使うなど、よりアグレッシブな外観となっている。

なお、新型1シリーズには、日本のBMW車としては初となるARBが搭載されている。

このシステムは、エンジン・コントロール・ユニットで直接タイヤのスリップ状況を感知し、ダイナミック・スタビリティ・コントロール(DSC)を経由することなく、以前より約3倍の速さでその信号を直接エンジンに伝達する機能だ。前輪駆動車特有の、コーナリング時に車両が外側に膨らんでしまうアンダーステア現象を大幅に抑制し、より俊敏な走りを実現する

関連テーマ

おすすめ記事

 

BMW 1シリーズの人気画像