改良新型ミニ・ジョン・クーパー・ワークス・クラブマン日本発売 実車を撮影 306ps

公開 : 2019.10.04 17:45  更新 : 2021.10.11 09:25

ミニJCWクラブマンが、改良新型になり、日本発売。その実車を撮影してきました。最高出力306ps、最大トルク45.9kg-m。内装のスポーツシートもご覧になれます。

最高出力 75psアップ

photo: Kazuhide Ueno(上野和秀)

BMW日本法人は、ミニの高性能モデルである改良新型ミニ・ジョン・クーパー・ワークスの「クラブマン」「クロスオーバー」を発売した。

強化クランクシャフト、専用ピストン、ターボなどを新しくした直4ツインパワー・ガソリン・エンジンを搭載。先代モデルより最高出力が75ps、最大トルクが10.2kg-m向上している。ここではクラブマンの実車写真を紹介したい。

ジョン・クーパー・ワークス・クラブマン
ジョン・クーパー・ワークス・クラブマン

最高出力:306ps/5000rpm
最大トルク:45.9kg-m/1750-4500rpm
最高速度:250km/h
0-100km/h加速:4.9秒(クラブマン欧州仕様)、5.1秒(クロスオーバー欧州仕様)。

45.9kg-mのトルク

発表会に登壇したアイリーン・ニッケイン・マーケティング・マネージャーは、「ジョン・クーパー・ワークスは、モータースポーツのヘリテージを体現する重要なサブブランドです。それも、306psということで、最もパワフルなミニとなっています」と改良新型を紹介。

「わたし達をチャレンジャーにしてくれるクルマ。チャレンジャーとは、常に挑戦し、模索するヒトです。ジョン・クーパー・ワークスこそが、ブランドの頂点と考えています。JCWクラブマンは、ジョン・クーパー・ワークスのなかで2番目に売れているモデルで、日本でも人気ですし、チャレンジャー向けのクルマです」

ユニオンジャックを模したテールライト
ニオンジャックを模したテールライト

「是非、試乗をしてください。いかなる言葉をもってしてもジョン・クーパー・ワークスを正しく正確に伝えることは難しいです。乗ってみて初めて、サウンド、450Nm(45.9kg-m)のトルクを感じることができます。本当に中毒的にお好きになると思います」とコメントした。

ミッション/ブレーキも強化

改良新型クラブマンは、直径を25mm大型化した360mmのフロント・ブレーキ・ディスクを採用するほか、排気音はJCW専用に調整。従来モデルより直径を10mm太くした95mmのツインエグゾースト・パイプを装備する。

パワーアップに伴い、トランスミッションは新しい8速スポーツ・オートマティックに。フロント・アクセルには機械式ディファレンシャル・ロックを採用し、DSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)との組合せによって、雨天時などのコーナリングも、駆動力を安定して路面に伝達できるという。

ジョン・クーパー・ワークス・クラブマン
ジョン・クーパー・ワークス・クラブマン

また、ローンチ・コントロールを採用することで、サーキット走行でのスタート時に、車両の性能を極限まで引き出す発進加速を可能とした。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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