【2019年 最高のスーパーカー10選】今後発売予定の期待モデルも

公開 : 2020.01.03 05:50

スーパーカーの定義はここ20年間で大きく様変わりしました。しかし、このカテゴリーのクルマたちがセンセーショナルであることに変わりはありません。世界最高のミドエンジン・パフォーマンスカーはフェラーリ、マクラーレン、ランボルギーニに限りません。

6位 ノーブルM600

ノーブルは1990年代のM12を起源とする手作りの超少数生産スーパーカーメーカーだ。ただし現在はミッドランズに位置するメーカーによって生産されており、創業者であるノーブル氏とは関係がない。

ただし、今でもリー・ノーブルの設計思想は引き継がれている。軽量かつシンプルを第一とし、純粋なMTに後輪駆動、さらに電子制御はABSすらないという構成は「生」のパフォーマンスを求める向きにぴったりだ。

ノーブルM600
ノーブルM600

当初は659psのヤマハ製V8ターボのスペックはパワーでもトルクでもライバルを大きく引き離すものであった。しかし今日ではその優位性は小さくなってしまっている。

ハンドリングは驚くほどに素晴らしく刺激的であったが、エルゴノミクス面では改善の余地があるといえるだろう。

5位 ランボルギーニアヴェンタドールSVJ

サンタアガタ製の12気筒ミドエンジンを搭載するフラッグシップは、人に忘れられるようなクルマではない。このクルマはムルシエラゴディアブロカウンタック、それに伝説的存在であるミウラの血を引き継いでいる。

5年前にはおよそ700psを発生する4WDマシンであったが、2017年に登場した「S」モデルではパワーアップとともに四輪操舵が加えられた。

ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ
ランボルギーニ・アヴェンタドールSVJ

今回のSVJでは、これにさらに目立つボディキットが装着されるとともに8500rpmで770psを発生するエンジンが搭載されている。パドルシフト式トランスミッションの動作は素晴らしいとは言えないが、このエンジンがもたらすパフォーマンスは絶大だ。

公道では車幅を感じさせられ、サーキットでも持て余すほどのパワーだが、ハンドリングのバランスも改善されている。その官能性はまさに規格外だ。

4位 フォードGT

半世紀前にル・マンで活躍したGT40の神話を引き継ぐ形で登場したこの新型フォードGTは、非常にユニークかつ今までの基準で評価するのは難しいクルマだ。

2005年に発売された2代目に続き登場したこの3代目はフォードが送り出したFIA WECマシンのロード版でもある。左ハンドルのみが製造され、シャシーやサスペンションは他のどのライバルよりもエキゾチックな仕様となっている。搭載されるエンジンはピックアップのF150から譲り受けたものだ。

フォードGT
フォードGT

ボディサイズこそ大きいものの、乗り心地は信じられないほどにスムーズで洗練され、狭い公道でも扱いやすい。

イタリア製のV12のような咆哮はないが、この655psのV6は純粋なモータースポーツ譲りのパフォーマンスを発揮する。非常に特別なクルマであり、なかなかお目にかかる機会はないだろう。

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