史上最高のハイパーカー 52選(中編) ブガッティ・ヴェイロンからパガーニ・ウアイラまで
公開 : 2025.01.19 18:25
1986年のポルシェ959から2024年のマクラーレンW1まで、史上最も過激かつ最も話題を集めたハイパーカーを振り返る。技術の限界に挑んだ自動車業界の頂点に迫る。
もくじ
ーブガッティ・ヴェイロン(2005年)
ーグンペルト・アポロ(2005年)
ーサリーンS7(2005年)
ーケーニグセグCCX(2006年)
ーSSCアルティメット・エアロ(2006年)
ーランボルギーニ・レヴェントン(2007年)
ー9ff GT9-R(2008年)
ーキーティングTKR(2009年)
ーゼンヴォST1(2009年)
ージャガーC-X75(2010年)
ーレクサスLFA(2010年)
ーノーブルM600(2010年)
ーアストン マーティンOne-77(2011年)
ーヘネシー・ヴェノムGT(2011年)
ーケーニグセグ・アゲーラ(2011年)
ーランボルギーニ・アヴェンタドール(2011年)
ーパガーニ・ウアイラ(2012年)
ブガッティ・ヴェイロン(2005年)
(翻訳者注:この記事は「中編」です。前編と後編もあわせてお楽しみください)
2005年にヴェイロンが登場するまでは、ハイパーカーの最高速度として350km/hというのは素晴らしい数字であった。しかし、8.0LのクワッドターボW16エンジンを搭載したこのマシンが、409km/hの性能を誇って登場し、すべてを混乱に陥れた。さらに、これでも十分ではないとばかりに、2010年には最高出力1200psのスーパースポーツ仕様が登場し、その最高速度は431km/hとされた。

当時のAUTOCARの評価は、「エンジニアリングの成果として、今後何年も、おそらくは永遠に比類のない存在であり続けるだろう」というものだった。
グンペルト・アポロ(2005年)
アウディ製のツインターボ4.2L V8エンジンを搭載したグンペルト・アポロが登場してからすでに20年が経過した。グンペルトは最高出力700ps、最高速度は約355km/hと主張していたが、2012年に同社は破産してしまった。
サリーンS7(2005年)
英国で設計されたが、米国人企業家スティーブ・セリーン(マスタングのチューニングで有名)にちなんで名付けられたS7は、7.0L V8ツインターボエンジンを搭載して最高出力750psと最高速度400km/hを実現するとされている。
すべて空想かもしれないが、誰が気にするだろうか? S7はセンセーショナルな外観で、途方もなく速く、非常に高級感がある。

ケーニグセグCCX(2006年)
ケーニグセグの過去のモデルを追いかけるのは大変だ。最初のCCプロトタイプはCC8Sに変わり、それがCCRになり、そしてCCGTへと変貌を遂げた。
その後、CCXが登場して29台が生産された。最高速度は約385km/hで、最高出力805psのツインスーパーチャージャー付き4.7L V8エンジンを搭載し、最高速度は395km/hに達するとされている。

SSCアルティメット・エアロ(2006年)
2006年、シェルビー・スーパーカーズ(SSC)のアルティメット・エアロTTが、最高速度411km/hで市販車最速としてギネス世界記録を獲得した。
これはブガッティのヴェイロンを上回る速度であったため、ブガッティは435km/hのスーパースポーツで対抗した。アルティメット・エアロTTには、コルベットC5から流用した最高出力1200psの6345cc V8エンジンが搭載されている。
