【価格/サイズ/内装/燃費は?】ホンダ新型アコード 発売日は2/21 ハイブリッドはe:HEV

公開 : 2020.02.20 11:00

新型アコード パワートレイン

日本以外の仕向地では1.5L/2.0Lの直4ターボなど、何種類かのパワーユニットが搭載されている新型アコードだが、日本仕様は2モーターによる力強い加速と滑らかな走りを実現するホンダ独自のハイブリッドシステム「e:HEV」のみを搭載する。

エンジンは、最高出力145psと最大トルク17.8kg-mを発生する2L(正確には1993cc)のアトキンソンサイクルDOHC i-VTEC。

新型アコードEX(プラチナホワイト・パール)
新型アコードEX(プラチナホワイト・パール)

これに発電用と走行用の2つのモーターを内蔵した電気式CVT(無段変速機)を組み合わせる。

走行用モーターの最高出力は184ps、最大トルクは32.1kg-m。

日常シーンのほとんどはモーターで走行し、高速クルージングなどモーターよりもエンジンのほうが高率の良い領域はエンジンで走行し、あらゆる領域で優れた燃費性能を発揮する。WLTCモード燃費は22.8km/L。

パワーコントロールユニット(PCU)はフロントのエンジンルームに、リチウムイオンパッテリーとインテリジェントパワーユニット(IPU)はリアシート下にレイアウトされている。

新型アコード シャシー

ホンダは新型アコードの走りとデザインを圧倒的に進化させるために、低重心・低慣性の「新世代プラットフォーム」を開発した。

主要な骨格を従来型より低く設定し、前後サスペンションは取付け構造を含めて新たに開発。従来型より約15mmの低重心を達成した。

新型アコードEX後席(ブラック)
新型アコードEX後席(ブラック)

また低重心化によって重心高とロール軸を近づけることで、従来型のプラットフォームに対しロール慣性モーメントを7.2%低減。さらに、ハイブリッドのIPUをリアシート下に搭載してサブフレームやサスペンションの軽量化を徹底し、ヨー慣性モーメントを1.7%低減した。

こうした各部の軽量化や超高張力鋼板の適用拡大により、完成車重量は従来型より50kg軽減しながら大幅な高剛性化を達成。動的性能の向上に大きく貢献している。

サスペンション形式は、フロントにマクファーソンストラット式、リアにE型マルチリンク式を採用し、優れた操縦安定性と応答性を実現。また、上質な乗り心地をもたらし、シーンに合わせたドライブモードの切り替えが可能なアダプティブ・ダンパーシステムをアコードとして初めて採用している。

新型アコード 装備

新世代プラットフォームの採用で、新型アコードは全方位に対し、より優れた衝撃吸収・分散構造を実現している。さらに先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備した。

衝突軽減ブレーキや誤発進抑制機能、歩行者事故低減ステアリングといった従来の機能に加え、後方誤発進抑制機能とオートハイビームを新たに追加。これにより、新型アコードはサポカーS<ワイド>に該当する。

新型アコードEX前席(ブラック)
新型アコードEX前席(ブラック)

快適装備も充実している。

前席まわりでは、8インチ大画面ナビゲーションシステム、スマートフォンのワイヤレス充電器、運転席8ウェイ(4ウェイ電動ランバーサポート付き)/助手席4ウェイのパワーシートを搭載。

さらに後席乗員も恩恵を受ける装備としては、プラズマクラスター技術搭載のインテリジェント・デュアル・フルオートエアコン、チルトアップ機能付きフロント電動スモークドガラス・サンルーフ、リアベンチレーション、リアドアサンシェード、シートヒーター(運転席/助手席/後席左右)……などなどを装備。オプションで後付けが必要なものはないといっていいだろう。

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