【マニアック】現存10台 1952年ディナ・ヴェリタス・カブリオレ、仏オークションに

公開 : 2020.02.21 17:50  更新 : 2021.10.11 09:30

見たこともないクルマが、オークションに。仏レトロモビル期間中に開催された競売に、「ディナ・ヴェリタス・カブリオレ」なるモデルが登場。どんな価格がついたのでしょう?

レトロモビルならでは コアなモデル

text:Kazuhide Ueno(上野和秀)
photo:RM Sotheby’s Auctions

毎年誰も知らないような謎車が現れるフランスのクラシックカー・イベント「レトロモビル」。それゆえ、会期中に開催されるオークションでも超レア車に出会える。

そのレトロモビルの期間中に、最初に行われたオークションが、今年で7回目となるRMサザビーズ・パリ・オークション。ここで注目されたのが、1952年ディナ・ヴェリタス・カブリオレだ。

超レアな1952年ディナ・ヴェリタス・カブリオレが出品されるのはレトロモビル・ウイークならでは。
超レアな1952年ディナ・ヴェリタス・カブリオレが出品されるのはレトロモビル・ウイークならでは。

BMWのレース部門のパートナーだったヴェリタス社が、パナール・ルヴァッソール用の水平対向空冷2気筒ユニットを搭載したもの。

前輪を駆動する先進的なパッケージングが特徴だった。

生産は176台だけ

そのスタイリングはDKW 3-6やフォルクスワーゲンビートルと似るが、独自の存在感を放つ。

1950年から1952年にかけて176台が生産され、現存するのは10台だけだという。

1952年ディナ・ヴェリタス・カブリオレ(849万円)
1952年ディナ・ヴェリタス・カブリオレ(849万円)

競売にかけられたのは、かつてハンブルクにあるアウトムゼーウム・プロトタイプが所有していた個体。

オリジナルを良く保っていることから849万円で落札されている。

レアモデル多数

RMサザビーズ・パリ・オークションでは、このほかあまり姿を見せることのない1955年モレッティ750グランスポルト・バルケッタが出品され、1949万円まで値を上げた。

また、ボロボロのフィアットアバルト695SSは、コンディションこそ悪いがコンプリートカーで極めてオリジナル度が高いことから522万円まで上昇して決着がついた。

1966年フィアット・アバルト 695 SSレストア・ベース(522万円)
1966年フィアット・アバルト 695 SSレストア・ベース(522万円)

この記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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