【早くも日本で披露】アストン マーティン・ヴァンテージ・ロードスター 価格は2159.9万円〜

公開 : 2020.02.22 16:00  更新 : 2021.10.11 09:30

2月12日にイギリスで発表されたヴァンテージ・ロードスターが9日後に日本でお披露目されました。スタイリッシュなデザインとされ、トップの開閉時間は最短となる6.7〜6.8秒で、50km/hまで開閉可能です。

ヴァンテージロードスター上陸

text:text & photo:Kazuhide Ueno(上野和秀)

2月12日にイギリスのアストン マーティン本社で発表されたヴァンテージのオープンモデルとなる「ロードスター」が、その9日後に世界に先駆けて日本で早くもお披露目された。

クーペの派生形となるがロードスターの名にふさわしいスタイリッシュなデザインで、フラットなリアデッキが軽快さを醸し出す。

アストン マーティン・ヴァンテージ・ロードスター
アストン マーティン・ヴァンテージ・ロードスター    上野和秀

トップはあえてファブリックとされコンパクトで引き締まったルーフ・セクションがロードスターらしさを強調する。

もちろん電動開閉式でZ字状に折りたたまれ、オープン時で6.7秒、クローズ時は6.8秒と、電動格納モデルとして最短となる。

またオープンモデルながらトランクスペースは200Lが確保され、フルサイズのゴルフバッグを積めるという。

オープン化、重量増は60kgに留める

オープン化に際してシャシー・コンポーネンツを最適化することにより剛性を確保したことにより車両重量は60kgほど増大しているが、走行フィールと洗練性を一切犠牲にすることなく、クーペと変わらないパフォーマンスを実現している。

ノーズに搭載されるアストン マーティン製4.0LツインターボV8エンジンは510psを発揮し、ZF製8速ATを組み合わせ、0-100km/h加速は3.8秒で、ルーフを閉じた状態での最高速度は306km/hをマークする。

4.0LツインターボV8エンジンは510psを発揮する。
4.0LツインターボV8エンジンは510psを発揮する。    上野和秀

走行モード(スポーツ/スポーツ+/トラック)もロードスター専用にリセッティングされ、公道からサーキットまであらゆる場面で圧倒的なパフォーマンスを発揮できるダイナミックなキャラクターと運動性能を実現している。

価格は2159.9万円から

ヴァンテージ・ロードスターの日本での標準販売価格は2159.9万円からで、2月21日から受注を開始している。

2月21日にオーダーすれば8月の納車が可能と述べられた。

ヴァンテージ・ロードスターの日本での標準販売価格は2159.9万円。
ヴァンテージ・ロードスターの日本での標準販売価格は2159.9万円。    上野和秀

ヴァンテージ・シリーズに新オプション追加

ロードスターの導入と共に、クーペを含めたヴァンテージのラインナップに新しいオプションが導入された。

DB2に始まる「ヴァンテージ」の生誕70周年を祝い、アストン マーティンを象徴する「ベーン・グリル」がクーペとロードスターの両方にオプションで用意される。

エアロキットが組み込まれた7速マニュアルのヴァンテージ・クーペ。
エアロキットが組み込まれた7速マニュアルのヴァンテージ・クーペ。    上野和秀

このほかオプションのアロイホイールも、新しい仕上げの選択肢が加わった。

さらにクーペには7速マニュアル・トランスミッション仕様が新たに追加された。この7速マニュアルは限定車のヴァンテージAMRでのみに用意されていたもので、通常モデルには初設定となる。

お披露目会場にはオプションのエアロキットを組み込んだ鮮やかなビリジアン・グリーンに塗られた7速マニュアルのクーペが展示され注目を集めていた。

記事に関わった人々

  • 上野和秀

    Kazuhide Ueno

    1955年生まれ。気が付けば干支6ラップ目に突入。ネコ・パブリッシングでスクーデリア編集長を務め、のちにカー・マガジン編集委員を担当。現在はフリーランスのモーター・ジャーナリスト/エディター。1950〜60年代のクラシック・フェラーリとアバルトが得意。個人的にもアバルトを常にガレージに収め、現在はフィアット・アバルトOT1300/124で遊んでいる。

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