【2020年F1シーズン展望】デビット・クルサードに質問 今年はどんなシーズンに?

公開 : 2020.05.30 18:50

ベトナムでF1を開催する理由は?

「F1がその商業的価値を高めて来た新興国のひとつです。ベトナムでは何度かデモンストレーション走行を行ったことがありますが、F1に対する好奇心と感心を感じることが出来ました」

「政府による素晴らしい決断の結果だと思いますが、サーキット周辺のエリアは開発が進むとともに、海外からの投資を呼び込むことにもなるでしょう」

クルサードは大穴のチャンピオン候補としてフェルスタッペンの名をあげている。
クルサードは大穴のチャンピオン候補としてフェルスタッペンの名をあげている。

「ではF1への見返りは何だと思いますか?」

「それは大きな報酬であり、各チームにもその恩恵が分配されることになります」

年間21戦、若しくは22戦というのは多すぎる?

「最大25戦までは可能だという説を聞いたことがあります」

「ドライバーとして脂が乗り切った時期でさえ、ひとつのレースを走り切るのは大変だったので、年間21戦も戦い抜くことができたかどうか自信はありません」

「準備するしかありませんが、わたしは体調が良い時でもシーズン中盤には疲れ切っていました」

「昔のように毎週テストをしなくなったのが、レースが増えた理由かも知れません」

誰がチャンピオンの最有力候補?

「本命ハミルトン、対抗馬ベッテル、大穴フェルスタッペンです」

今シーズンもっとも楽しみにしているのは?

「冒頭でお話したように出来る限り激しいバトルが見れることを期待しています」

「開幕第3戦までで、特に順番は問いませんがメルセデス、フェラーリ、そしてレッドブルの勝利を見たいと思っています。それが順当なスタートでしょう」

「そうすれば、近年稀に見る素晴らしいシーズンが展開されるはずです」

番外編:デビッド・クルサードの注目ポイント

ザントフォールト・サーキットでのオランダGP復活
「モナコでF1が開催できるなら、ザントフォールトでも問題ないはずです」

「パドックは最大ではないかも知れませんが、レッドブルのマシンでフェルスタッペンとリカルドと一緒にここを走ったことがあります。非常に恐怖を感じました」

2020年F1シーズン展望
2020年F1シーズン展望

「念のために言わせて頂くと、当時すでに45歳だったのです…」

ウィリアムズの最悪期は終わった?

「そう思います。昨シーズンほどウィリアムズとわれわれファンにとって厳しい年はありませんでした」

「ウィリアムズはかつてのミナルディのようになってはならないのです」

チャンネル4のハイライト放送

「時には『ご機嫌いかがですか? それではスタートしましょう』といきなり始まることもありますが、BBC2が夜9時から30分間放送していたジェームス・ハントとマリー・ウォーカーによるF1ハイライトを見て育ったのです。素晴らしい番組でした」

「つまり時間が長ければ良いというわけではないのです。それでも、スカイはすべてのスポーツで素晴らしい番組を放送していると思います」

「これは言っておかなければなりませんが、少なくとも地上波でのハイライト放送は、F1の承認とともにスカイの許可があって初めて可能になるのです」

個人的な2020年のサプライズ候補は?

(長い沈黙)「ちくしょう!」

(そしてふたたびの沈黙)「長い間F1でサプライズなど経験していなかったので、何も感じなくなってしまったんです」

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