フランクフルト・モーターショー:ヒュンダイi10

公開 : 2013.09.11 19:40  更新 : 2021.02.20 18:32

フルモデルチェンジされたヒュンダイi10がフランクフルト・モーターショーで公開された。ヒュンダイは、このi10をフィアット500のライバルと想定し、大きなセールスを期待しているようだ。

英国ヒュンダイのボス、トニー・ホワイトホーンは、若干サイズアップしたことによって、AセグメントとBセグメントの中間のモデルになったという。しかし、サイズが大きくなり、装備も充実したにもかかわらず、価格は現行モデルと同等に保つ予定だという。

ヒュンダイはi10が、フォルクスワーゲンUp!よりも広いと主張している。また、スポーツ・バージョンの計画がないものの、エンジニアはフォルクスワーゲン・ゴルフをベンチマークとしているようだ。ちなみに、ボディ剛性は27%向上しているという。

この新しいi10の設計はヨーロッパで、製造はトルコでi20と一緒に造られる。

サイズは、旧モデルよりも80mm長く65mm広く50mm低くなった。ホイールベースはほとんど同じである。ボディ重量は、最も軽い65bhpの1.0ℓ3気筒に5速ギアボックスという組み合わせで932kgと、現行のモデルよりも20kgほど軽い。最も重いモデルでも1045kgだ。ボディは5ドアのみで、ディーゼルの設定はない。しかし、ヒュンダイは98g/kmから142g/kmのCO2排出量をマークできたという。

英国ではヒュンダイの総販売台数74,000台のうち23,000台がこのi10だ。ちなみに、英国はヨーロッパでは最も大きな市場で、ドイツよりも10,000台も多く販売している。

関連テーマ

おすすめ記事