【回復はいつ?】登録車の5月販売 大震災/オイルショックに次ぐ、マイナス幅 ダイハツは増

2020.06.08

5月の動向・今後の展望

5月期の登録車の販売動向に関して業界団体の関係者は、「新型コロナウイルスの影響が大きく出た。緊急事態宣言の延長に伴う外出自粛で販売店への新規顧客は大幅に減り、常連客も減少。さらに生産ラインの停止や販売店自体の時短営業などが、東日本大震災や石油危機に続く大幅減という成績となって表れた」と分析。

また、「大がかりな販売キャンペーンが展開できなかったこと、全面改良から一定期間経過したモデルが多かったことも、販売不振の一因」と説明する。

5月より全車種併売を開始したトヨタ店。ヤリス、ライズが販売ランキング1位、2位と好調だ。
5月より全車種併売を開始したトヨタ店。ヤリス、ライズが販売ランキング1位、2位と好調だ。

今後については、「新型コロナウイルスに対する緊急事態宣言の解除後は、徐々にだが客足が戻りつつある。メーカー側も生産の再開を進めており、また新型車や特別仕様車などの発売も鋭意行っているため、好転する可能性は十分にある」と期待を示している。

「一方、景気の先行き不安に対する消費マインドの減退、そして新型コロナウイルスの第2波の発生などは懸念材料。販売台数の本格的な回復は、今秋以降になるかもしれない」と指摘した。

5月に販売された登録車について、車名別のランキングを確認しておこう。

ベスト5にアルファード

5月期の登録車の車名別ランキングでは、本年2月に販売をスタートさせたトヨタ・ヤリスが、唯一1万台オーバーの1万388台を記録して2か月連続での首位に輝く。

続く第2位には、昨年11月にデビューし、本年1月と2月に2か月連続でトップに君臨したトヨタ・ライズが7916台を販売して前月から5ランクアップと復調。

高価格帯モデルにも関わらず、登録車のベスト5に入ったアルファード。画像は5月に発売された特別仕様車「アルファードS“タイプ・ゴールド”」。
高価格帯モデルにも関わらず、登録車のベスト5に入ったアルファード。画像は5月に発売された特別仕様車「アルファードS“タイプ・ゴールド”」。

前月第2位の新型ホンダ・フィットは、前年同月比10.8%増の7235台を成し遂げたものの第3位に陥落した。

第4位には、同10.5%減ながら6540台を販売したトヨタ・カローラが、前月と同位で位置。第5位には、5月に特別仕様車 S“タイプ・ゴールド”を発売し、また法人需要も堅調なトヨタ・アルファードが、同10.6%増の5750台を記録して入った。

なお、トヨタは本年5月より全国規模で全店全車種併売を実施している。これが車名別ランキングにどのように影響してくるか、今後の注目ポイントになるだろう。

話題の新型車の販売成績を見ていこう。

昨年4月のフルモデルチェンジから1年が経過したトヨタRAV4は、2382台を販売して第15位に位置。

また、昨年11月に発売したトヨタ・ライズの兄弟車のダイハツ・ロッキーは、1589台を達成して第20位に。1月に待望のSKYACTIV-X搭載車をリリースしたマツダCX-30は960台を記録して第31位にランクインする。

また、検査体制の再構築を図って生産を強化したスズキ・ジムニーシエラは同29.4%増の827台を成し遂げて第35位に入った。

 

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