【価格/サイズ/内装は?】メルセデス・ベンツGLB、日本発表 3列7人乗り新型SUV 200 d/250 4マティックを解説

公開 : 2020.06.25 12:35  更新 : 2021.04.26 15:08

メルセデス・ベンツの「GLB」が日本発表されました。3列シート7人乗りの新型SUVで、2Lディーゼル、2Lガソリンという2車種を導入。本日から受注開始です。日本価格、サイズ、内装、実用装備を解説します。

はじめに 新型SUV、GLB日本発売

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
画像・諸元値には欧州仕様の情報を含みます。

6月25日。メルセデス・ベンツ日本はGLAのフルモデルチェンジと同時に、まったく新しいSUVのラインナップとなる「GLB」を発表した。

GLBは、メルセデス・ベンツとしては9車種目のSUVとなる。日本市場では、インポーターとしてはもちろん国産メーカーも含めて、これだけのSUVのラインナップを揃えているのは、メルセデス・ベンツならではといえるだろう。

メルセデス・ベンツGLB(欧州仕様)。
メルセデス・ベンツGLB(欧州仕様)。

GLBは、車名からも想像がつくように「GLA」と「GLC」の間に位置づけられるモデルだ。

Aクラスから始まったMFAプラットフォームを採用している。

つまり、Aクラス(ハッチバック)、Aクラス・セダン、Bクラス、CLA、CLAシューティングブレーク、そして新型GLAと、矢継ぎ早に登場している、Aクラス・ファミリーのニューバージョンとなる。

では、その概略を紹介していこう。

メルセデス・ベンツGLB 外観 AMGラインは?

GLBの外寸は、全長4634×全幅1834×全高1706mm、ホイールベースは2829mm(欧州仕様値:GLB 200 d)。同日発表の新型GLAと比べて、全長が220mmほど長く、全幅は同じで、全高は50mm近く高い。ホイールベースも100mm長い。

メルセデス・ベンツのSUVを代表するGクラスからインスピレーションを受けたという、スクエアでパワフル、かつシンプルなデザインが、本格的なSUVであることを示している。

左が同日発表の2代目GLA、右がメルセデス・ベンツGLB 250 4マティック・スポーツ(AMGライン装備)。いずれも日本仕様。
左が同日発表の2代目GLA、右がメルセデス・ベンツGLB 250 4マティック・スポーツ(AMGライン装備)。いずれも日本仕様。

フロントはクローム仕上げのアンダーガードと2本のパワードームを備えたボンネットがSUVとしての存在感とパワーを表現し、グリルにはメルセデス・ベンツのSUVに共通するツインルーバーデザインを採用している。オプション設定のAMGラインでは、ダイヤモンド・グリル、シングル・ルーバーなどでスポーティさを強調する。

ボディサイドはエッジやラインを減らし、前後ドアパネルやリアフェンダーなどの面の張りで力強さを演出。

フロント&リアエンドがほぼ垂直に切り立ったスクエアなデザインとし、ボディ下部にはプロテクターも装備して、本格的なSUVであることを表現した。リアでは、上下方向に細く横に長い2分割のリア・コンビネーションランプがボディのワイドさを強調している。

メルセデス・ベンツGLB 内装

GLBクラスのインテリアは、同じプラットフォームを採用するAクラスの兄弟たちと似ており、モダンでアバンギャルドなものにまとめられている。

ダッシュボードは、通常はインパネクラスターの上にあるカウルを採用せずに、10.25インチのワイドスクリーン・ディスプレイを2枚ダッシュボードの上部にレイアウト。解放感があり、横方向のワイドさを強調するデザインとしている。これは、すでにAクラスやBクラスなどでも採用しているものと、基本的には同じだ。

メルセデス・ベンツGLB 250 4マティック・スポーツ(日本仕様)の前席内装。
メルセデス・ベンツGLB 250 4マティック・スポーツ(日本仕様)の前席内装。

5つの円形エアアウトレットは、ジェットエンジンのタービンからインスパイアされたスポーティなデザインだ。エアアウトレットの奥の部分に色のアクセントを施し、ジェットエンジンのアフターバーナーを想起させる。

アンビエントライトは全64色で、それらを10種類の色彩の世界にまとめることで、鮮やかな色の変化を伴うライティングを実現している。

また、助手席ダッシュボード中央部やセンターコンソールのスイッチの両端部などには、力強さを表現するアルミニウム調のチューブデザインを採用。標準仕様のシートバック中央部には、左右から斜めに走るステッチがひし形状の模様を作り出し、力強さだけではなく、ラグジュアリーさも表現している。

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