【ランボが高性能ヨットに?】水上のスーパーカー テクノマール for ランボルギーニ63とは

公開 : 2020.07.01 15:42

「水上のランボルギーニ」が発表されました。イタリアの高性能ヨット・ブランドと、猛牛のコラボレーションです。スーパーカーのような、斬新でスポーティな外観。コクピットは、ランボ風に仕上げられています。

もくじ

高級ヨット/チェントロ・スティーレが協力
ガンディーニの造形を現代に スペックは?
テクノマール for ランボルギーニ63 船内

高級ヨット/チェントロ・スティーレが協力

イタリアのスーパーカー・メーカー「ランボルギーニ」が、ラグジュアリー・ヨットの「イタリアン・シー・グループ」と手を組み、スーパーヨットを発表した。

高性能ヨットの「テクノマール(Tecnomar)」ブランドから送り出されるもので、ランボの設立年である1963年を引用したモデル名「テクノマール for ランボルギーニ63」と名付けられている。

テクノマール for ランボルギーニ63の外観。
テクノマール for ランボルギーニ63の外観。

今回の新たな挑戦について、ランボルギーニは「パフォーマンス、操縦する悦び、品質とディテールへのこだわり。両社に共通するイタリアン・スタイルと伝統に、革新的なエンジニアリングと独特なデザインで感動を呼び起こす」と紹介している。

開発を担当したのはイタリアン・シー・グループで、これにランボのデザイン部門であるチェントロ・スティーレが加わった本プロジェクト。

その発端は、ハイブリッド・スーパースポーツカー「シアンFKP37」に着想を得て開催されたコラボ・セッションだったという。

シアンFKP37は、フルカスタマイズが可能なカラー/ディテールで未来を予見させる電動モデルで、スーパーキャパシタや新材料科学技術を採用。材質を重視し、細部へこだわりながら驚異的なパフォーマンスを追求する、2社が手を取り合って作業にあたった。

ガンディーニの造形を現代に スペックは?

エンジンは、2基のMAN V12-2000hpで、最高速度は60ノット。

ランボルギーニの車両に代表されるカーボンファイバー素材を使用し、重量は63フィートで24tに抑えているから、“超軽量”に分類される。そのスピードは、テクノマール・ブランドの中でも最速を誇るという。

水上のランボルギーニと紹介された「テクノマール for ランボルギーニ63」。
水上のランボルギーニと紹介された「テクノマール for ランボルギーニ63」。

エクステリアは先鋭的で、艇体と上構は、流体力学を専門とする造船技師が開発した高性能な外板でできている。

その造形は、ガンディー二が手がけたミウラやカウンタックのデザイン・ラインに、現代的な解釈を加えたものとされている。

ハードトップはランボルギーニのロードスター車に着想を得て、日光と風からオーナーを守りながら抜群の空力性能を発揮。バウライトは、どちらもY字型のフロントライトで、シアンFKP37、テルツォ・ミッレニオに敬意を表したデザインとした。

テクノマール for ランボルギーニ63 船内

インテリアは軽量化と機能性を目的とした高性能素材を用い、「Made in Italy」の伝統を継承。ランボを象徴するクリーンなラインと六角形・Y字のモチーフを採り入れ、カラーと素材のフルカスタマイズが可能となっている。

計器盤は、スーパーカーのコクピットを海洋風にアレンジし、航行システムや制御システムをすべて組み込んだ。

テクノマール for ランボルギーニ63の船内内装。
テクノマール for ランボルギーニ63の船内内装。

スポーツシートと、スーパースポーツカーのステアリングホイールを模した操縦桿には、ランボルギーニのカーボンスキンが使用されている拘りぶりだ。

さらに、スタート/ストップボタン(各エンジンに1つ、合計2つ)は、ランボルギーニの始動ボタンとまったく同じものを採用した。

アウトモビリ・ランボルギーニのステファノ・ドメニカリCEOは「このヨットは、価値あるパートナーシップを最高の形で築くことの重要性を象徴しています。今回の協力では、2社のスタイルと専門性のエッセンスを異なる世界に持ち込み、多様性を共有して解釈を与え、新しい環境の中で生まれる最終製品に新たな価値を加えることができました。このヨットは、まさに“水上のランボルギーニ”です。今回のコラボレーションの成功を心から嬉しく思います」と、コメントを発表している。

記念すべき第1号は、2021年初頭に完成する見通しだ。