【意外!? 違和感ゼロ】ホンダeで街なか試乗 リーフやテスラとも違うホンダらしさ実感 小回りが凄い

公開 : 2020.10.03 05:50

リーフでも、テスラでもない、ホンダらしい走り味。「街乗り1番」を自負するホンダe。一般道や高速道路を走るとどう感じるのか。乗り心地、ハンドリング、出足の良さ、シングルペダル操作等を実体験しました。

もくじ

ホンダe 走り出してすぐに感じたこと
ディスプレイだらけ目にうるさくない
けっしてスイスイ走るわけではない
驚きの小回り 首都高速グイグイ速い

ホンダe 走り出してすぐに感じたこと

text:Kenji Momota(桃田健史)

「なるほど、これがホンダらしさか」

2020年10月30日に発売開始となる、ホンダ初の量産型EV「ホンダe」。横浜市内で9月末から開催された報道陣向け試乗会に参加し、ホンダeの走りを実感。開発担当者らとも懇談するなかで、ホンダが目指すEVの姿が徐々にわかってきた。

ホンダe
ホンダe     桃田健史

試乗の基点は、新港ふ頭の旅客ターミナルに隣接する商業施設「横浜ハンマーヘッド」。

筆者からホンダ側に要望し、ホンダe開発担当チームの1人に同乗してもらい、開発秘話などをうかがいながらの試乗となった。

走り始めてすぐ、「あれ? 違うな」と思った。

日産リーフっぽくもないし、テスラ・モデルSやモデル3っぽくもない。

EV特有のズッシリした感じが強調されているわけでもない。

クルマ全体の一体感はあるが、マツダがいうような人馬一体、という感じでもない。

筆者の頭の中には、試乗前に確認した車体構造に電動部品を組み込んだ実車サイズの技術展示が浮かんだ。

同乗者は「EVとしては一般的だが、重量がある電池パックを車体の下側に置くことで低重心となりロール量も抑えされる」と説明する。

車体構造は「ホンダeの専用設計。今後、どのようなモデルで共通化するかは、現時点では未定だ」ともいう。

ディスプレイだらけ目にうるさくない

今回の試乗を控えて、筆者が最も関心が高かったのは、「運転席の前に、これだけ多くのディスプレイがあったら、なんだか目障りで、運転しづらいのでは?」という点だ。

ステアリングの前には、メータースクリーン、ダッシュボード中央には12.3インチディスプレイが横に2つ。さらに、ダッシュボード両サイドにサイドカメラミラーシステムによる斜め後方の映像。さらには、ルームミラーもデジタルのセンターカメラミラーシステム。

ホンダeのインテリア。
ホンダeのインテリア。    桃田健史

これだけ揃うと、否が応でも、視界の中が「うるさく」なると思う。

ところが、意外なことに、あまり気にならない。横5連想のディスプレイは、視界の中でやや下側にあることもあるが、車内空間が全体的に「リビングルームっぽい」ので、どこか心の余裕が生まれて、視界から入る情報量は多いのに、頭の中がいっぱいにならない。そんな感じがする。

これは新型「フィット」でいう、気持ち良さ感に通じる。

ただし、今回の試乗が街中だったから、そう思うのかもしれない。高速道路での長距離移動時は違った印象になるかもしれない。

市街地は、視野の中の対象物がクルマから比較的近距離にあるため、車内ディスプレイと上手く交じり合ったように思えるかもしれない。

そもそもホンダeは「街なか一番」がコンセプトであり、その点は織り込み済みか?