【HDMI、コンセントとデジタルミラー】ホンダe アドバンス(2)長期テスト eでプレステ

公開 : 2020.12.19 11:45  更新 : 2021.07.12 18:56

慣れれば見やすいデジタルミラー

例えばキャンプで、シャワーの後にヘアドライアーを少し使いたい時。停電中に電子レンジで食事を用意したり、締め切り間際の原稿を書かなければならない時。

ホンダeならコンセントを通じて、電力を提供してくれる。バッテリーの許す限り。素晴らしい贈りものに感じるだろう。

ホンダe アドバンス(英国仕様)
ホンダe アドバンス(英国仕様)

バックミラー代わりのカメラとモニターの映像にも、今では慣れた。逆に光学ミラーのクルマに乗ると、少し違和感を覚えるほど。

慣れてしまえば、デジタルミラーの方が見やすい。モニターは鮮明に画像を描くし、画角も広い。

回生ブレーキを強くする、ワンペダル・ドライブも試した。機能を有効にするスイッチが、センタートンネルにある。でも筆者には、少し動作が過敏すぎるように感じた。加速中に、アクセルペダルが戻されるような感覚もあった。

今のところ、ワンペダル・ドライブは使用せず、パドルで回生ブレーキを調整するスタイルで走っている。交差点や信号の手前でパドルを弾くと、エンジンブレーキで減速するような感覚で運転できる。

外気温が下がると、航続距離が短くなる。ホンダeが編集部へ来たころは、満充電で185kmくらいが表示されていたが、現在は152kmくらい。エネルギー効率でいうと、1kWh当たり6.4kmから5.4km前後へ落ちたことになる。

コロナウイルスの影響で通勤の回数は減り、近所の移動が中心だから、利便性に影響ない数字ではある。町中を走るという目的に、ホンダeは見事にマッチングしている。

テストデータ

気に入っているトコロ

内装トリム:グレーのクロス内装は、とてもモダンでプレミアムな雰囲気がある。レザー内装が、少し古く感じてしまうほど。

気に入らないトコロ

充電口:短い充電ケーブルと、フロントにある充電口という組み合わせで、充電ポイントにはバックで停められない。給油口のように、ボディサイドに付いている方が良いと思う。

テスト車について

モデル名:ホンダe アドバンス(英国仕様)
新車価格:2万9160ポンド(408万円)
テスト車の価格:2万9710ポンド(415万円)

テストの記録

航続距離:152km
故障:なし
出費:なし

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