【戦略価格で】キャデラックの新型セダン「CT5」日本発売 Eクラス/5シリーズの市場を狙う サイズ/内装/スペックは?

公開 : 2021.01.17 14:15  更新 : 2021.12.17 10:02

キャデラックCT5 パワートレイン&シャシー

CT5のエンジンは、新設計の2L直4ターボ。NAエンジンに匹敵するレスポンスを提供するツインスクロール・ターボ・ユニットを、10速オートマティックと組み合わせたことで、スピーディかつ正確な変速を実現。

また、快適な走りを追及する「ZF MVSパッシブダンパー」、滑りやすい路面でも安定性を高める「インテリジェントAWD(CT5スポーツのみ)」を搭載。

キャデラックCT5の後席内装。
キャデラックCT5の後席内装。    上野和秀

現代のキャデラックは、走りでも欧州プレミアム勢に劣らぬポテンシャルを与えられている。

その走行性能を支えるプラットフォームは、複数の世界的な賞で表彰されている「アルファアーキテクチャー」。軽量化、高剛性の実現で、CT5のパフォーマンスに寄与する。

ドライブモードは、「ツアー」「スポーツ」「スノー/アイス」「Myモード」を用意。シフトスケジュール、ステアリング&ブレーキフィール、前後トルク配分、排気サウンドのカスタマイズが可能だ。

キャデラックCT5 装備/ADAS

先進運転支援機能については、車両の各部にレーダー、カメラ、超音波センサーを搭載。

緊急ブレーキシステム(フロント・オートマティックブレーキ/フロント歩行者対応ブレーキ)、ACC、サイド・ブラインドゾーン・アラート、リア歩行者検知など20以上の最新安全装備を採用した。

キャデラックCT5のトランク。
キャデラックCT5のトランク。    上野和秀

今どきのツールとも言えるのが、空気をきれいに保つイオン発生除菌機能付きエアコンディショナーを搭載したこと。

エアクオリティセンサーが大気汚染を感知するとインレットを閉じて、車内へのエア流入を遮断。

エアイオナイザーという装置が、負に帯電した水酸化物質(O2H)を発生させ、ACダクトを介して空気中に放出。これにより、特定の空気中の汚染物質を削減する。

他にも、GMジャパンとゼンリンデータコムが共同開発した完全通信車載ナビ「クラウドストリーミングナビ」を標準装備。トンネルなどGPSで測位できない環境でも自律航法が可能で、最新の地図を常にストリーミングし、データ更新の煩わしさから開放される。

キャデラックCT5 価格

日本仕様のキャデラックCT5は、前述のように2タイプを用意。

エンジンは共通だが、ラグジュアリー系の「プラチナム」は後輪駆動。スポーティ系の「スポーツ」が四輪駆動となる。

ラグジュアリー系の「プラチナム」は後輪駆動モデル。日本仕様の価格は560万円となった。
ラグジュアリー系の「プラチナム」は後輪駆動モデル。日本仕様の価格は560万円となった。    上野和秀

いずれもハンドル位置は左のみ。

日本法人によれば、デリバリー開始は2021年3月予定となっている。

CT5プラチナム:560万円
CT5スポーツ:620万円

キャデラックCT5 スペック

キャデラックCT5プラチナム

価格:560万円
全長×全幅×全高:4925×1895×1445mm
ホイールベース:2935mm
車両重量:1680kg
エンジン種類:1997cc直4ターボ
最高出力:240ps/5000rpm
最大トルク:35.6kg-m/1500-4000rpm
トランスミッション:10速オートマティック
駆動方式:後輪駆動
乗員:5名

キャデラックCT5プラチナム。
キャデラックCT5プラチナム。    上野和秀

記事に関わった人々

  • 執筆

    徳永徹

    Tetsu Tokunaga

    1975年生まれ。2013年にCLASSIC & SPORTS CAR日本版創刊号の製作に関わったあと、AUTOCAR JAPAN編集部に加わる。クルマ遊びは、新車購入よりも、格安中古車を手に入れ、パテ盛り、コンパウンド磨きで仕上げるのがモットー。ただし不器用。

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