【巨大グリルで、オープン】BMW新型4シリーズ・カブリオレ、日本価格/サイズを解説 発売日は2月25日

公開 : 2021.02.25 11:01  更新 : 2021.02.27 10:33

BMW 4シリーズ・カブリオレが、フルモデルチェンジされ日本発売! 大きなグリルのオープンカー。スペック/価格を解説します。

はじめに 新型4シリーズ・カブリオレとは

text:Wataru Shimizudani(清水谷 渉)
画像は欧州仕様のものを含みます。

2月25日。BMW日本法人は、フルモデルチェンジした「BMW 4シリーズ・カブリオレ」の販売を開始すると発表した。

BMWの車両ネーミング体系の変更に伴い、3シリーズのクーペとカブリオレは2013年のフルモデルチェンジ時に4シリーズへ車名が変更された。今回のモデルで、4シリーズとしては第2世代となる。

新型BMW 4シリーズ・カブリオレ
新型BMW 4シリーズ・カブリオレ

2代目となった4シリーズ・クーペは2020年6月に世界発表され、日本市場にも同年10月から導入。今回発売されたカブリオレも、ヨーロッパでは同年9月に発表されている。

なお、先代4シリーズに設定されていた4ドア・クーペの「グランクーペ」も近い将来には発表されると予想されている。

先代の4シリーズは3シリーズのクーペ(およびカブリオレ)的なモデルだったが、現行型は縦型の大きなキドニー・グリルが特徴的なフロントマスクを採用して、スタイリングは3シリーズとは大きく差別化され、日本でも話題を集めている。

スポーティでエレガントなデザインとダイナミックな運動性能を持つ新型4シリーズ・クーペをベースに、屋根を開けることでオープンエア・ドライビングを可能にした4シリーズ・カブリオレ。その概略を紹介していこう。

新型4シリーズ・カブリオレ 外観

新型4シリーズ・カブリオレのサイズは、全長4775×全幅1850×全高1395mm、ホイールベースは2850mm。

このサイズは、4シリーズ・クーペと変わらない。ちなみに、3シリーズ・セダンとはホイールベースは同じだが、全長は60mm長く、全幅は25mm幅広い。

新型BMW 4シリーズ・カブリオレ
新型BMW 4シリーズ・カブリオレ

新型4シリーズ・カブリオレが、従来型のカブリオレと大きく違うところは、開閉式のトップがハードトップではなく、キャンバス製のソフトトップとなったことだ。従来型のハードトップより、およそ40%も軽量化されているという。

トップの開閉はもちろん電動式で、クローズドの状態から約18秒でフルオープンのスタイルに変身。クローズドの状態では、AピラーからCピラーにかけて流れるような美しいルーフラインを持つエレガントなクーペスタイルとなり、ソフトトップを開ければ見るものを魅了する美しいオープンモデルとなる。

基本的なボディデザインは、4シリーズ・クーペと共通。

フロントまわりでは、BMWのアイコンとなるキドニー・グリルを、1930年代に一世を風靡したBMW 328、1960年代に登場したBMW 1600やBMW 2002同様に縦型にデザインした。これにより、スポーティかつエレガントなキャラクターを際立たせている。

さらに、キドニー・グリルを大型化することで、その存在感を余すことなく表現している。

リアまわりでは、BMW伝統のL字型リア・コンビネーションライトに、4シリーズ・クーペ同様に立体的かつ有機的な曲線を付与。さらに、ライトまわりをブラックアウトすることで、BMWのクーペらしい個性的なリアビューを表現している。

関連テーマ

おすすめ記事