【まるで鷲の爪】イーグル・クローとは? グッドイヤー新タイヤのトレッドパターンが個性的

公開 : 2021.03.14 11:45

イーグル(鷲)の爪のようなパターンで作り込まれたタイヤ。どんな性能が与えられているのでしょう。スポーツタイヤの新エントリーモデルの登場です。

新スポーツタイヤに、鷲の爪

高性能なクルマの足もとには、スポーティな面構えのタイヤがよく似合う。

冬の終わりとともに、サマータイヤの新製品発表が続いているが、グッドイヤーが投入する新スポーツタイヤはトレッドパターンが独特。

イーグルF1スポーツ(EAGLE F1 SPORT)は、鷲の爪のような形状のトレッドパターンを採用する
イーグルF1スポーツ(EAGLE F1 SPORT)は、鷲の爪のような形状のトレッドパターンを採用する

全15サイズが登場する「イーグルF1スポーツ(EAGLE F1 SPORT)」は、スポーツタイヤの新たなエントリーモデルだ。

ル・マン24時間耐久レースでお馴染みのFIA世界耐久選手権、ワールド・ツーリングカー・カップ(FIA WTCR)といったレースシーンで活動するグッドイヤーは、北米のナスカー(NASCAR) には1954年以来、継続してタイヤを単独供給している。

モータースポーツとともに歴史を歩む同社は、F1の舞台でも30年以上にわたり「イーグル」ブランドのタイヤを供給し続けた。

F1におけるタイヤメーカーとしての勝利数は368勝におよび、これは未だに破られていない記録となっている。

性能の秘密 この形状にあり

新銘柄の「イーグルF1スポーツ」は、まるで鷲の爪のようなトレッドパターンが特徴的。

これはイーグル・クロー・パターンと名付けられたもの。

タイヤ断面の形状を最適化したことで、接地面を最大化したイーグルF1スポーツ
タイヤ断面の形状を最適化したことで、接地面を最大化したイーグルF1スポーツ

爪を支える趾(あしゆび)部分が、大型ショルダーブロックとしてアウトサイドに配置され、ショルダー部の接地面を最大化することに。これによって、ステアリング入力を正確に路面へ伝達し、コーナリング中の安定性・応答性を高めている。

また、タイヤの断面形状を最適化したことで、接地圧の分布が均一化され、路面との接地面を長く大きくすることが可能に。ウェット/ドライの両方で、制動距離を短くすることに成功したという。

爪で路面をつかむようにハンドリング/ブレーキング性能を高次元で実現した新タイヤ。「F1」のネーミングを商品名に使うことを許された唯一のタイヤメーカーであるグッドイヤーの新タイヤは、4月5日に発売される。

イーグルF1スポーツ タイヤサイズ一覧

245/40R19 98Y
255/50R19 107Y XL
215/40R18 89W XL
225/40R18 92Y XL
235/40R18 95W XL
245/40R18 93YA
215/45R18 93W XL
225/45R18 95W XL
255/55R18 109Y XL
205/45R17 88W XL
215/45R17 91Y XL
225/45R17 94W XL
235/45R17 94W
195/50R16 84V
205/55R16 91W

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